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(株)INAX常滑東工場
所在地:常滑市 奥栄町1-130
構造・階数:木・1
解体年代:2003〜05
Photo 1994.9.11
焼き物の町、常滑に行きINAXの資料館を見学した際、近くにあった古い工場建物。木造黒壁でのこぎり屋根の工場は、大都市には90年代既にほとんどなく、珍しかった気がする。昔の状態を維持しながら使用し続けていたようで、採光用の窓や入口の扉は木製だった。
上写真左奥、道の東側には当時から「窯のある広場・資料館」があったが、その後この一角が、INAXライブミュージアムとして施設拡張されたため、のこぎり屋根のこの工場建物は解体され、現在は同施設の第2駐車場になっている。
なお、INAXの常滑東工場は、写真手前の道の反対側(西側)に大規模なものがあり、INAXがLIXILになった今もそこにはLIXILの常滑東工場がある。
南側から
のこぎり屋根の工場の奥には青瓦の洋風建物も見える。詳細は分からないがこれもINAX(もと伊奈製陶)関連のものだったようで、やはり同じ頃に解体されている。
とこなめトイレパークとその北側の工場建物
木造平屋、1995頃に解体
1・2枚目写真の工場の少し南側には「とこなめトイレパーク」(設計:象設計集団)があり、モザイクタイルなどで覆われた個性的な公衆トイレが造られているが、その北隣にも木造で古い工場建物が残っていた。訪問時はとこなめトイレパークの方を見に行ってしまったので、工場の方は一部しか写っていないが、後から調べてみたところ、この建物も常滑東工場の一部だったようだ。
こちらの建物は私が訪れた1、2年後に解体され、現在同所は「世界のタイル博物館」(1997年開館)になっている。
INAXライブミュージアム
INAXライブミュージアム - Wikipedia
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