1992.10.10(Sat) Vladivostok

アレウツスカヤ通りと旧ゾロトイローグホテル Google Map
マウスオフ:1992
マウスオン:20世紀初頭(ウラジオ古写真アルバムから)
古写真は現アルセーニエフ郷土博物館の2階から撮ったものらしく、視点の高さは異なっている。
旧ゾロトイローグホテルと旧ホテルツェントラーリ(3枚目中央)の建物は、私たちが訪問した1992年当時はかなり傷んでいて廃墟のようだったが、その後、修復されて、昔のような美しい姿を取り戻しているのだそうだ。

スヴェトランスカヤ通りと旧ゾロトイローグホテル Google Map
マウスオフ:1992
マウスオン:20世紀初頭(ウラジオ古写真アルバムから)
撮影時にはコーナー部のベランダが無くなっていたが、その後、修復されて、現在は昔のようなベランダが再現されている。
もう少し時間をかければ、もっときれいに一致させることができたかもしれないが、現在と違ってデジタルカメラではないので、正確に一致させるのはかなり難しかった。現場ではかなり正確に撮ったつもりでも、後で見ると詰めが甘かったものも多い。海外だと撮り直しが効かないのが残念だ。

アレウツスカヤ通りと旧ホテルツェントラーリ Google Map
マウスオフ:1992
マウスオン:20世紀初頭(ウラジオ古写真アルバムから)
古写真より交差点寄りで撮ってしまったため、見え方が異なっている。
新旧比較写真で使っていたもとの写真は、20世紀初頭の絵葉書などを集めたアルバムだ。従って、その写真とほとんど違わない姿が眼前にあるということは、80年間あまり景色が変わっていないということで、それにまず驚かされる。また80年あまり前、この絵葉書の写真を撮影した人が同じポイントに立って、今の私と同じようにカメラを構えたであろうということも感慨深かった。

スヴェトランスカヤ通りとアルセーニエフ郷土博物館 Google Map
マウスオフ:1992
マウスオン:20世紀初頭(ウラジオ古写真アルバムから)
古写真はゾロトイローグホテルの2階から撮ったものらしく、視点の高さが異なる。このため諸々の見え方も異なっている。
午後のため、西向きの撮影は逆光になってしまう。もとの写真に比べて条件が悪いことも多い。日程に余裕があればまた後日ということにもなるが、残念ながらそうもいかず、このまま撮ることになってしまう。
毎日の調査で、疲れは結構きていたが、駅前、スヴェトランスカヤ通りとアレウツスカヤ通りの交差点付近、スヴェトランスカヤ通りとオケアンスキー大通りの交差点付近、市役所付近で写真を撮る。割合に多くの撮影ポイントが正確にわかり、中にはほとんど同じ画角から撮れたものもあったので作業は楽しかった。
なお、ウラジオストクの都市形成、街並みの歴史については、佐藤洋一氏の著書に詳述されている。この一連のロシア日記の記事でも、同氏の論文等を随時参照している。ウラジオストクの古写真アルバムも同氏が所有・管理しているもの。
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> 「帝政期のウラジオストク 市街地形成の歴史的研究」
佐藤洋一著、早稲田大学出版部、早稲田大学学術叢書、2011.3
1992年10月 ロシア日記・記事一覧
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