1992.10.10(Sat) Vladivostok

第一熱供給発電所 Google Map
北の方に行くと巨大な煙突が見えてくる。日本と同じように白と赤の帯で塗り分けられている。このあたりはほとんど人通りがなく、車も多くは通らない。煙突のてっぺんから煙が少したなびき、建物から音がしている様子を見ると操業はしているようだが、一体全体なんの工場かはさっぱりわからなかった。しかし前述の「こんにちはウラジオストク」を見ると、これが第一熱供給発電所であることがわかった。近くにはこの他にも工場がいくつかあって、こちらはまちの食肉加工コンビナートだということだ。どうやら街の北部は工場地区らしい。引き込み線があるのもそのためだろう。

コマロワ通り(Комарова)の高層アパート Google Map
次に中心市街の北部を東西に走るコマロワ通り(Комарова)を東方の山手まで見て歩く。中心部をはずれると12F建て程度の高層アパートが目に付くようになる。渡し船に乗って海側から見たとき、丘の上にいくつかの中高層ビルがすっくと建っているのが目立って気になっていたのだが、それらのほとんどはアパートメントのようだ。鉄骨ラーメン+コンクリートパネル(PC)でプレハブ的に造られたり、RCで造られたその姿は、独特のインターナショナルスタイルを見せている。
更に東へ進むと、道は無線鉄塔のある鷲の巣山へ向かう。しかし途中で舗装は途切れ、しまいには道自体もなくなってしまった。集合時間が近づいてきたのでウラジオストクホテルに戻る。
帰路、途中で偶然S氏に出くわす。S氏も調査中に別のおじさんに招き入れられたとかで、そこでVodkaを呑むはめになり、更に彼の背中に彫ってある、レーニンとスターリンの刺青を見せられてしまったということだ。歓迎の仕方が不思議というか、手荒いというか・・・。
1992年10月 ロシア日記・記事一覧
#道 #高層ビル #住宅系 #塔
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます