都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

早稲田大学6号館・7号館

2013-01-14 | 新宿区  
早稲田大学6号館
所在地:新宿区西早稲田1-6   Google Map
建設年:1936(昭和11)、1954(昭和29)に北側を増築
構造、階数:RC、4F・B1F
設計 :桐山均一
備考 :昔は理工学部校舎だった建物。
Photo 2012.12.11

 1Fピロティ部分にある入口から入ったら、すぐわきの階段下が「男子便所」だった。男子トイレとかでなく、「男子便所」と書かれた紙がタイル壁に貼られているのがなんだか・・・。しかも階段を数段下りていくかたち。古い建物は外観はクラシックでよいのだが、このへんがなんとも言えないときがある。

早稲田大学7号館
所在地:新宿区西早稲田1-6   Google Map
建設年:1951(昭和26)、1957(昭和32)に北側を増築
構造、階数:RC、5F・B1F
Photo 2012.12.11

 写真は1957年に増築された北側部分。格子状のガラス窓の向こうに、RC階段がシルエットで見えるのがいい。

#古い建物 新宿区  #夕景・夜景  #早稲田大学  #大学 
#近代建築  #桐山均一 
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早稲田大学14号館から

2013-01-13 | 新宿区  

 昨年12月に早大社会科学部の授業に参加。

早稲田大学14号館から東方向
所在地:新宿区西早稲田1-6   Google Map
Photo 2012.12.11

 4限が16:15に終わると、既に日没後。授業担当のS先生の研究室にちょっと立ち寄り、ついでに14号館9階から早大キャンパスを眺める。この方角からのキャンパスと街並みは、ここに来ないと見ることができない。関係者以外基本的に立入不可なので、大学関係者だけが見ることができる景色。

 直下には坪内博士記念演劇博物館(5号館・えんじの瓦屋根)と6号館、中央は4号館と1号館。中央奥で時計が丸く光ってるのが大隈講堂(ほぼ塔屋しか見えないが)で、その後ろの暗くなってる緑が大隈庭園。右側の背が高いのは大隈記念タワー(26号館)で、その右下の緑青屋根が會津八一記念博物館(旧図書館・2号館)と小野梓記念館(27号館)。

 左遠方に霞んでいるのがスカイツリー。大隈記念タワーの奥の方が都心方面(大手町・丸の内・御茶ノ水)。

 高い建物は問題があると言いつつ、こういう場所からの景色は嫌いじゃない。だがこの景色も、1号館の右手前に3号館ができると視界が大幅に遮られてしまうのだろう。都心の大学は、古い建物も残したいが、高層化しなければ面積を確保できないというジレンマを抱えている。

早稲田大学14号館から新宿方向
所在地:新宿区西早稲田1-6
Photo 2012.12.11

 西側のエレベーターホールからは新宿方面が見える。多くの超高層ビルが建ち並ぶ新宿の中でも、NTT Docomoとコクーンタワーのシルエットは個性的で目立つ。同様に個性的な都庁の建物は他のビルに隠れて早稲田方面からは見えない。

早稲田大学14号館からの富士
所在地:新宿区西早稲田1-6
Photo 2012.12.11

 西側のエレベーターホールからは富士山も見える。

 富士山の右側、中央の建物は早大51号館(18F)。少し離れた西早稲田キャンパス(大久保3丁目)の51号館と14号館、富士山がほぼ一直線上に並んでいるのは、なんだか不思議な関係を想起させる。

 大隈講堂の塔と51号館と富士山が一直線上だったらもっと興味深いのだが、残念ながらそうはなってないみたい。

#夕景・夜景  #街並み 新宿区  #眺望  #早稲田大学  #大学 
#高層ビル  #山  #塔
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早稲田の看板建築

2013-01-12 | 新宿区  
縦長窓の看板建築
所在地:新宿区西早稲田3-1   Google Map
構造・階数:木・2F
解体年:2018.7〜2019.7
Photo 2012.12.11

 早稲田大学の西側、新しくできた外苑西通りそばの看板建築。縦長窓が、中・大・中と並んでいるのは、あまり記憶が無いので、道の反対側からだが撮っておく。


 2021.3.8 追記
 Google ストリートビューで確認したところ、2018年7月の画像には写っているが、2019年7月では既に消失していた。

Tokyo Lost Architecture  
#失われた建物 新宿区  #街並み 新宿区  #看板建築 
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Ford Mustang II

2013-01-11 | 台東区  
Ford Mustang II
Photo 2012.12.18

 根岸三業地そばの駐車場でフォードマスタング II(1974-78)を見かける。小学生の頃によく走っていたアメ車。当時の地方都市では、外車の中でVWのかぶと虫に次いで多く走っていたのではないだろうか。地方都市では70年代にはベンツやBMW、Audiはまだ少なかった。ベンツ他は日本に独自の販売網がまだなく、外車と言えばヤナセの販売網によるものだったこともあるのかもしれない。

 2ドアリフトバックのスポーツカーって最近はあまり流行らないんだろうな。奥の車と比較してみて、車高の低さにびっくり。ボンネットが長く、フロントグラスが深く傾斜して、ドアパネルも長い。いかにも居住性が悪そうだが、そこはやはりスポーツカー(スポーティカー?)なのだろう。

 当時、まだ日本車はフェンダーミラーばかりだったので、ドアミラーってのも格好良く見えたものだったことを思い出した。赤と黒のツートンカラーは結構派手だが、キャビンが後ろ寄りで、ボリューム面での重心が後ろに掛かっているスタイルは今でも嫌いじゃない。

 最近の車は機能性も燃費も走りも安全性も、昔の車に比べれば遙かに優れているのだが、反面、みんな甲虫みたいなところがあって、ゲンゴロウみたいでもあり、別の見方をすれば装甲車のようなマッチョな車が多い。居住性や走行性能が各段に進化しているので、昔の車に乗りたいとはほとんど思わないのだが、デザイン的にはヨーロッパ車もアメ車も現在よりは流麗なものが多いので、街中で見るのが好きだ。

#自動車 
コメント (2)
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金杉通りの街並み

2013-01-10 | 台東区  
金杉通りの街並み
所在地:台東区根岸3-2   Google Map
Photo 2012.12.18

 初めて訪れてから20年弱で、街並みはやはり相当変わったが、写真のあたりだけはまだ数軒の出桁町屋が残っており、昔の面影が少し感じられる。だがそういう街区でも残りは3、4棟という状況で、多くは10階建て程度の中高層マンションに建て替えられている。

 奥州街道裏道と呼ばれる旧街道の道は、路面電車が通っていた幹線道路であることもあって、近年はマンションがずらっと建ち並ぶ状況に近づきつつあり、入谷駅に近いあたりでは旧街道の雰囲気は残念ながらほとんどない。

『東京の町を読む-下谷・根岸の歴史的生活環境』
陣内秀信、相模選書、1981年、pp.80-83

 『東京の町を読む-下谷・根岸の歴史的生活環境』には、金杉通りの街区立面図が描かれている。上図は同書から一部を抜粋して加工したもの。

 前掲の写真はこの図の場所で、上図で濃く表示した建物は現存している。薄く表示した建物は解体されて建て替えられたもの。また、中央右の少し薄く表示した建物は現存しているが、外観が大幅に変わっているもの。

 この本が出版されてから30年余が既に経ち、比較的残っている街区でも古い建物は半数以下になったことが分かる。30年前にはここまでの変化は予測できていたのだろうか。

#古い建物 台東区  #街並み 台東区  #商業系 
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水上酒店

2013-01-09 | 台東区  
水上酒店
所在地:台東区入谷1-20   Google Map
建設年:1929(昭和4)
構造・階数:木造3F
Photo 2012.12.18

 1900(明治33)年創業の水上酒店は、珍しい3階建ての大型木造建築。

 この建物を訪れたのは17年ぶり。昔は前面の歩道上にアーケードが掛かっていて全景がよく見えなかったが、現在はその威容を見ることができる。切妻大屋根の上に櫓が載る姿はやはり印象的で格好いい。

#古い建物 台東区  #商業系 
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縦長窓の家

2013-01-08 | 台東区  

 下谷・根岸方面散策。

縦長窓の家
所在地:台東区下谷2-5   Google Map
構造・階数:木造・2F
Photo 2012.12.18

 何回か来ている場所を改めて一人で見て回る。街角のなんの変哲もない住宅。だけどなぜか昔、似たような建物の写真を撮った覚えが・・・。

 立ち止まってしばらく建物を眺めていて思い出した。無くなったと思っていた木造家屋だ! 外装の雰囲気が相当変わったので、最初は同一の建物だとは思いもしなかった。数年前にも通りかかっているはずなのだが、あまりに変わっていたので、てっきり無くなってしまったと思っていた。

縦長窓の家
Photo 1995.6.17

 帰宅後、昔の写真(上写真)と見比べてみたら、たしかに同じ建物。モルタル塗りだった外壁は、タイル模様のパネルに替わり、木製サッシはアルミに替わり、屋根も瓦ではなくなっている。躯体(構造体)は残っていて、窓や入口の位置も同じだが、もはや別物のようなかんじ。

 しかし昔の方がなぜか、老朽化してはいるが洋館ぽく見える。現在のはなんというか普通のお家。あぁびっくりした。

Tokyo Lost Architecture  
#古い建物 台東区  #住宅系  #戸建て住宅 
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