まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

MOA美術館 肉筆浮世絵名作展

2011-01-22 00:27:42 | ミュージアム
江戸時代の当世美人などを描いた肉筆浮世絵の名作が展示されています。

浮世絵といえば、江戸時代の大衆のメディアとしての
イメージが強いのですが、富裕な客層からの依頼によって
製作されることが多く、なかには大名などの上流階級が
私的に愛玩した例もあるとか。

絵師が直接筆を取り描いた肉筆画は、
版画とは違った味わいがあります。

着物や帯の柄、襖絵や屏風絵なども細密な表現をし、
鮮やかで見ごたえがあります。
女性特有のしぐさや表情をとらえ、
豊かでしなやかな身体を表現しています。

この展覧会では、重要文化財の勝川春章の代表作
「雪月花図」をはじめ、菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎、
宮川長春らが描いた肉筆浮世絵を展観。

江戸時代に生きた人々の憧れに思いをはせ、
華やかな浮世絵をうっとりと鑑賞するまるみ。
フランスの印象派の画家達に影響を与え、
海外での評価も高い浮世絵を日本人である私達も鑑賞しなくては…。

MOA美術館
 静岡県熱海市桃山町26-2

2011.1.16
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