まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

特別展「尾張徳川家の雛まつり」 徳川美術館・蓬左文庫

2019-07-04 13:27:42 | ミュージアム



徳川美術館には、尾張徳川家の姫君のために誂えた
豪華で格調高い雛飾りが伝来しています。
大名家ならではの豪華な雛人形、雛道具とは
どのようなものなのか楽しみです。







館内は、もちろん写真撮影は禁止です。
ホールに飾られていた雛壇は撮影がOKでした。

高校時代に郷土史を研究する部活動をしていた私は、
文化祭で雛人形をテーマに発表することなり、
雛人形を制作する工房や役所なども訪ねたことがあり、
その後の旅でもその地方に伝わる雛人形を
興味深く数多く見学してきました。

東京日本橋にある三井記念美術館では、
「三井家のおひなさま」展を毎年楽しみにしています。
豪商の雛壇は凄い!そう思ってきたのです。

しかし、大名コレクション日本一の徳川美術館。
娘を思う親の気持ちは、変わりないと思いますが、
徳川家の財力の違いをまざまざと感じさせられました。

国内最大規模の大名文庫である蓬左文庫では、
享保雛や古今雛など、江戸時代以降の町家で飾られた
お雛様が飾られ、大名家ならではの豪華な雛とは趣が異なる
ー旧家のひな飾りーもあり、見応えのある展覧会でした。







他にも日本一豪華な嫁入り道具といわれる
徳川美術館の代表的所蔵品の一つ国宝 初音の調度も必見

三代将軍家光の長女・千代姫が、尾張徳川家二代光友に
婚家する際に持参した調度で、鏡台や貝桶、三棚などの蒔絵調度、
染織、金工品など総計70点が国宝に指定されています。

家康愛用の品を中心に、歴代藩主の遺愛品を収蔵。
国宝9件、重要文化財59件を含む1万点余りの収蔵品、
当時の格式ある暮らしぶりを垣間見る美術館です。

愛知県名古屋市東区徳川町1017

2019.3.23
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