徳川美術館には、尾張徳川家の姫君のために誂えた
豪華で格調高い雛飾りが伝来しています。
大名家ならではの豪華な雛人形、雛道具とは
どのようなものなのか楽しみです。
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館内は、もちろん写真撮影は禁止です。
ホールに飾られていた雛壇は撮影がOKでした。
高校時代に郷土史を研究する部活動をしていた私は、
文化祭で雛人形をテーマに発表することなり、
雛人形を制作する工房や役所なども訪ねたことがあり、
その後の旅でもその地方に伝わる雛人形を
興味深く数多く見学してきました。
東京日本橋にある三井記念美術館では、
「三井家のおひなさま」展を毎年楽しみにしています。
豪商の雛壇は凄い!そう思ってきたのです。
しかし、大名コレクション日本一の徳川美術館。
娘を思う親の気持ちは、変わりないと思いますが、
徳川家の財力の違いをまざまざと感じさせられました。
国内最大規模の大名文庫である蓬左文庫では、
享保雛や古今雛など、江戸時代以降の町家で飾られた
お雛様が飾られ、大名家ならではの豪華な雛とは趣が異なる
ー旧家のひな飾りーもあり、見応えのある展覧会でした。
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他にも日本一豪華な嫁入り道具といわれる
徳川美術館の代表的所蔵品の一つ国宝 初音の調度も必見
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三代将軍家光の長女・千代姫が、尾張徳川家二代光友に
婚家する際に持参した調度で、鏡台や貝桶、三棚などの蒔絵調度、
染織、金工品など総計70点が国宝に指定されています。
家康愛用の品を中心に、歴代藩主の遺愛品を収蔵。
国宝9件、重要文化財59件を含む1万点余りの収蔵品、
当時の格式ある暮らしぶりを垣間見る美術館です。
愛知県名古屋市東区徳川町1017
2019.3.23