まるみのあっちこっち巡り

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江戸の粋が結集した優美な大名庭園 徳川園

2019-07-05 13:30:35 | お出かけ 中部



尾張藩第二代藩主光友が、1695年に自らの隠居所として造営、
当時の敷地は約13万坪(約44ha)の広さであったとか。
1889年に公爵となった尾張徳川家の邸宅となり、
1931年に名古屋市に寄贈され、徳川園が開園されました。







海に見立てた水面の周りに見どころを配する池泉回遊式庭園の
中心的存在の龍仙湖は、地下水を水源としています。

この龍仙湖に面する二層の建物にレストランがあり、
眺望とフレンチと和が融合した料理を楽しめるのです。







黒松を背にして浮かぶ島々、巨石や石橋が点在し、
水際を渡る飛び石、船小屋のある渡し場などを
巡りながら散策ができます。







白楽天などの古くからの文化人の憧れの景勝地である
中国杭州の西湖の湖面を直線的に分ける堤防を縮景にした
西湖堤(せいこてい)は、小石川後楽園(東京)、
縮景園(広島)など現存する大名庭園に見られる様式です。







鯉が滝を登りきって竜となったという
登竜門伝説を表現した龍門の瀧
尾張家江戸下屋敷にあった滝の石を使用しています。







深山幽谷の山水画を思わせるような渓谷美を表現した虎の尾
初夏には新緑、秋には紅葉が美しく彩りを加えます。
ここに架かる檜造りの木橋が虎仙橋(こせんきょう)です。
下流に龍仙湖を臨みます。







虎の尾を上りきると到達するのが大曾根の瀧
落差6mの瀧は、上、中、下段の岩の組み方が異なり、
水しぶきの表情が異なるよう趣向を凝らしています。







春には牡丹、初夏には花菖蒲、
新緑や紅葉など四季折々の
美しさも楽しめます。

愛知県名古屋市東区徳川町1001

2019.3.23
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