Kodak DC4800 ヴェトナム
'07/03/30の朝刊記事から
英兵イランに拘束１週間
全面解決 程遠く 背景に核問題の対立も
ペルシャ湾で密輸取り締まり中の英海軍兵士ら１５人がイラン当局に拘束、連行された事件は、３０日で発生から１週間。
女性兵士の解放も当初期待されたが、イラン政府高官は２９日「英国の誤った振る舞いのため延期されるだろう」と言明、全面解決には程遠く、英政府は苛立ちを強めている。
核問題で米英両国と激しく対立するイラン。
事件長期化には、国連の追加制裁決議へのイラン指導部内強硬派の反発があるとの見方も出ている。
英政府は、拘束された１５人の乗ったボート２隻がイラク領海内にいたと一貫して主張。
領海侵犯があったとするイランと真っ向から対立する。
英海軍のスタイル中将は２８日の記者会見で、英兵らは両国間の「境界線から約３キロのイラク側にいた」と衛星利用測位システム（GPS）のデータを基に説明。
イラン艦船はボートを「待ち伏せしていた」と不信感をあらわにした。
糸口見えず
ベケット英外相は政府関係者の相互訪問停止などの対抗措置を発動。
ブレア首相も「国際的圧力を強める」と語った。
一方、イランも即座に反応。
「領海を侵犯した」と話す拘束中の女性兵士のビデオ映像を国営テレビが報じたほか、同兵士の家族への手紙を公開。
ベケット外相は「断じて受け入れられない」と非難。
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'07/03/30 の朝刊記事から
米上院 イラク撤退法案可決
大統領、拒否権行使を明言
【ワシントン２９日西村卓也】米上院は２９日の本会議で、イラク駐留米軍を来年３月末までに撤退することを盛り込んだ、２００７年度補正予算案を民主党などの賛成多数で可決した。
これにより、米議会は上下両院が撤退期限法案を可決、イラク撤退に向けブッシュ大統領に強い圧力となる。
大統領は拒否権を行使する見通し。
採決の結果は賛成５１、反対４７。
民主党に加え、一部共和党議員も賛成票を投じた。
法案は１２０日以内に撤退を開始し、来年３月３１日までにイラクでの作戦を終えることを目標とするが、強制力はない。
補正額はイラク、アフガニスタンでの追加戦費を中心に１２２０億ドル（約１４兆３千億円）。
下院は既に来年８月末を撤退期限とする法案を可決しており、上下両院で撤退の期日などを調整した上で、法案を一本化し、ブッシュ大統領の署名を求める見通し。
これに先立ちブッシュ大統領は、共和党下院議員と階段。
「イラクにいる司令官たちを制約する」と、法案に対する拒否権行使をあらためて表明した。
'07/03/29の朝刊記事から
英女性殺害 首絞められ窒息死か
手配の男 数日前に知り合う
千葉県市川市のマンションで英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん（２２）の遺体が見つかった事件で、ホーカーさんは首を締められるなどして窒息死した疑いがあることが２８日、県警行徳署捜査本部の調べで分かった。
顔などには手で殴られたような跡が複数あった。
捜査本部は死体遺棄容疑で指名手配した無職市橋達也容疑者（２８）が殺害に関与したとみて行方を追っている。
また捜査本部は、マンションから最寄の東京メトロ行徳駅までの路上で、市橋容疑者のものと見られる靴下を発見した。
市橋容疑者は２６日夜、捜査員の職務質問を振り切って逃げる途中、靴が脱げていた。
ホーカーさんと市橋容疑者が知り合ったのは、遺体発見の数日前だったことも判明。
'07/03/29の朝刊記事から
タミフル服用 感染なしで異常行動
インフルエンザ陰性９歳児、昨年３月
インフルエンザ治療薬タミフルを服用した９歳の女児が昨年、就寝中に突然起き上がって飛び出そうとする異常行動を起こしたが、その後の検査でインフルエンザ感染が否定されていたことが２８日、分かった。
診療した東京都立八王子小児病院が輸入販売元の中外製薬に報告していた。
異常行動はインフルエンザが引き起こす症状の一つではないかとの見方もあるが、今回の事例は感染がなかったため、タミフルの影響の有無が注目されそうだ。
中外製薬はこの事例を国に報告。
厚生労働省はこれを含め、副作用が疑われる約１８００件事例についてタミフル服用との因果関係を調査する。
同製薬によると、この事例は昨年３月発生。
女児は３９度の発熱で開業医を受診、処方されたタミフルと解熱剤を服用していったん就寝したが、１－２時間後、急に起き上がり飛び出そうとする異常な行動を起こし５－６分で治まった。
その後、八王子小児病院の診察を受けたところ、熱は３６．８度に下がっており、インフルエンザ検査の結果は陰性だったという。
