備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

陸自ヘリ徳之島で墜落

2009-02-22 16:45:30 | 社会

Kodak DC4800 ヴェトナム

'07/04/01の朝刊記事から

陸自ヘリ徳之島で墜落
濃霧で高度誤認か


鹿児島県・徳之島の天城岳(533メートル)に、急患輸送要請を受けた陸上自衛隊第101飛行隊(那覇)の輸送用ヘリコプターCH47が墜落炎上、乗員4人全員が死亡した事故で、陸自と鹿児島県警は31日、合同で墜落現場を実況見分した。

事故当時は濃霧の中の夜間飛行で視界がほとんどなかったとみられ、事故機が山の標高や自機の高度判断を誤り、山頂付近に激突したとの見方が強まっている。

防衛省陸上幕僚幹部の事故調査委員会のメンバー5人も現地入り。
飛行データなどが入ったブラックボックスを回収し、事故原因を究明する。


所属飛行隊 出動年300回も 離島医療支える
鹿児島県・徳之島に墜落した陸上自衛隊のヘリコプターが所属する陸自第1混成団第101飛行隊は、鹿児島県・与那国島まで大小約60の離島の緊急患者空輸を担い、ここ数年の年間平均出動件数は約300回にのぼる。

第1混成団によると、同隊にはヘリ6機、プロペラ機2機が所属。
24時間、365日態勢で常時2組のクルーが鹿児島、沖縄両県による要請に備え待機。
沖縄が日本に復帰した1972年の部隊発足後、今回の事故までに7616人の患者を運んだ。
担当地域は南北約500キロ、東西約1000キロに及ぶ。

患者空輸任務中の事故は、90年2月に宮古島沖でLR1双発プロペラ機が墜落、隊員ら計4人全員が死亡して以来。

急患輸送や移植臓器運搬が目的の飛行は、視界が悪い夜間や悪天候時にも強行されることが多い。
墜落した陸自ヘリは、胸部大動脈瘤破裂という一刻を争う患者を迎えに行く途中だった。

暗闇と濃霧の中、着陸地は当初の予定より病院から遠い徳之島空港に変更された。
通常の夜間飛行では白波が見える海岸線を飛び、山岳地帯は極力避けるが、ヘリ操縦士の経験がある陸自幹部は「少しでも近道をしようと山越えルートを撮ったのかもしれない」と機長らの心情を推し量る。


島出身の機長悼む声相次ぐ
「幾度も島民をを助けてくれた」「島の地形は体に染み込んでいたはず。なぜこんなことに」-陸上自衛隊の輸送用ヘリコプター墜落事故で31日、死亡が確認された機長の建村善知三佐(54)は、現場となった鹿児島県・徳之島の出身。
離島医療の厳しい現実を肌で感じ、患者輸送で頻繁に島を飛行していたことを知る地元の人らは「残念で仕方がない」と死を惜しんだ。


コメント
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