Kodak DC4800
'07/08/06の朝刊記事から
朝青龍 抑うつ状態
医師 モンゴル帰国勧める
2場所出場停止と謹慎などの厳罰で精神的に不安定な状態になっているとされる大相撲の横綱朝青龍(26)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ,モンゴル出身、高砂部屋=が5日、東京都内の自宅で医師の診察を受け、うつ病の一歩手前の抑うつ状態と、神経衰弱状態と診断された。
診断書は師匠の高砂親方(元大関朝潮)に提出された。
往診した精神科医の本田昌毅氏(37)によると、朝青龍は食事が喉を通らず、眠れない状態だという。
「目がどんよりとして、まともに発言ができない」と述べた。
今後については「一刻も早く、本人にとって最良の環境に移った方がいい。このままだと、あと2,3日でうつ病になる。うつ病になったら回復までに3カ月はかかる」と説明し、モンゴルへの早期帰国を勧めた。
また同氏によると、横綱は「つらいな」と嘆きながらも「復帰したい。頑張りたい」と再起への意欲を見せているという。
高砂親方は6日にも朝青龍の自宅を訪れ、面会する予定。
ただ帰国については「ある程度は辛抱したり、我慢することも必要だ。本人と話してみて判断したい」と慎重な姿勢だった。
またこの日の診断結果について、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱北の湖)は「病状がはっきりした場合には(帰国も含めて)真剣に考えたい」と話した。