ヴェトナム ホテルの窓から2 Kodak DC4800
'06/12/19の朝刊記事から
「きく8号」打ち上げ成功
通信衛星 大型アンテナ展開へ
宇宙航空研究開発機構は18日午後3時32分、鹿児島県・種子島宇宙センターで、通信技術試験衛星「きく8号」を搭載したH2Aロケット11号機を打ち上げた。
きく8号は軌道に投入され、打ち上げは成功した。
約1週間後、世界最大級の衛星通信アンテナを展開、来年春をめどに小型通信端末を使った実験を開始する。
H2Aロケットの打ち上げは、9月に政府の情報収集衛星を打ち上げた10号機以来、今年4度目。11号機は、約5.8トンと過去最も重いきく8号を運ぶため、大型補助ロケット(SRB-A)を4本装備する最強の形態を初めてとった。
聞く8号は荘開発費約470億円で、宇宙気候の墓、NTTや情報通信研究気候も開発に参加。地上の小型携帯端末との通信技術の実証実験や、災害時、山岳救助などへの応用実験などを行う。H2A・11号機は約119億円。
きく8号
宇宙航空研究開発機構が開発した8番目の技術試験衛星。
高性能な大型静止衛星開発や携帯端末との通信技術実証が目的。
金属のメッシュでできた「傘」を組み合わせた世界最大級のアンテナは送受信用に2面あり、打ち上げ後、軌道上で展開する。
アンテナは片面直径17-19メートルで重さ140キロ。
衛星の重さは燃料を含め約5.8トン。