'07/06/23の朝刊記事から
「ロシアの謝罪を」
留萌沖3船遭難で外務省に遺族会
終戦直後の1945年8月22日、サハリン(樺太)からの引き揚げ船3船が、留萌沖で旧ソ連の潜水艦に攻撃されて約1700人が死亡した「3船殉難事件」で、「樺太引揚3船遭難遺族会」(事務局・札幌)は、ロシア政府の謝罪と日本政府の補償を求める申し入れ書を外務省に手渡した。
ロシア側には外務省を通じて提出する。
ロシア政府への申し入れ書は、謝罪を「1日も早く聞きたい」とした。
ロシア政府は攻撃したのは旧ソ連潜水艦だったと公式には認めていない。
同会は92年から同様の申し入れを続けており、今回で16回目。
永谷保彦会長(79)=札幌市在住=によると、遺族の高齢化が進んでいることから、ロシア政府の謝罪を優先することを確認しているという。