06/03/27の新聞記事から
佐賀・玄海原発
プルサーマル始動へ
10年度までに 県、地元町が同意
九州電力玄海原発3号機(佐賀県玄海町)のプルサーマル計画で、佐賀県の古川康知知事と玄海町の寺田司町長は26日、計画に正式同意し、九電との安全協定に基づき実施を了解する文書を九電の松尾新吾社長に手渡した。
使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を原発で再利用するプルサーマルは、国が進める核燃料サイクルの要だが、実施が遅れている。
玄海3号機の計画は現段階で唯一、国の許可と地元同意の両方がそろい、九電は2010年度までの実施を目指し本格的準備に入る。
実施されれば国内初となる。
プルサーマル計画
国は安定的なエネルギー資源確保のためなどとして、原発の使用済み核燃料を国内で再処理し、再び燃料に加工して用いる核燃料サイクル政策を進めている。
再処理で回収したプルトニウムをウランと加工した混合酸化物(MOX)燃料を一般的な原発(軽水炉)で使うのがプルサーマルで、プルトニウムとサーマルリアクター(軽水炉)をあわせた造語。
プルトニウムの利用策で本命の高速増殖炉は、原型炉もんじゅの事故で実用化のめどが立たず、当面は、プルサーマルが核燃サイクル政策の柱に位置付けられている。
佐賀・玄海原発
プルサーマル始動へ
10年度までに 県、地元町が同意
九州電力玄海原発3号機(佐賀県玄海町)のプルサーマル計画で、佐賀県の古川康知知事と玄海町の寺田司町長は26日、計画に正式同意し、九電との安全協定に基づき実施を了解する文書を九電の松尾新吾社長に手渡した。
使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を原発で再利用するプルサーマルは、国が進める核燃料サイクルの要だが、実施が遅れている。
玄海3号機の計画は現段階で唯一、国の許可と地元同意の両方がそろい、九電は2010年度までの実施を目指し本格的準備に入る。
実施されれば国内初となる。
プルサーマル計画
国は安定的なエネルギー資源確保のためなどとして、原発の使用済み核燃料を国内で再処理し、再び燃料に加工して用いる核燃料サイクル政策を進めている。
再処理で回収したプルトニウムをウランと加工した混合酸化物(MOX)燃料を一般的な原発(軽水炉)で使うのがプルサーマルで、プルトニウムとサーマルリアクター(軽水炉)をあわせた造語。
プルトニウムの利用策で本命の高速増殖炉は、原型炉もんじゅの事故で実用化のめどが立たず、当面は、プルサーマルが核燃サイクル政策の柱に位置付けられている。