聖地巡礼

「お客様の声に背中を押されて」設置した自動販売機を実際に現地で確認してきました。
設置に当たって、様々なご配慮をいただいた南阿蘇の方々への御礼も兼ねてです。

実際の駅は画面で視た印象以上にこじんまりとしていました。
しかし、あいにく雹まじりの寒い天気でしたが、頂きに雪を被った阿蘇山や雲の間から差す日に山肌が輝き、阿蘇の南に拡がる南阿蘇村の景色は画面で視た通りの絶景でした。

南阿蘇鉄道は、現在昨年の地震で大きな被害を受け一部区間のみの営業のため、運行は1日僅か3往復。
全線復旧のために国の全面支援が決定されるかどうか、ちょうど佳境になっているそうです。

熊本市街から南阿蘇までの道中も地震の爪痕はまだまだ生々しく残っていました。
東日本大震災も5年経っても大きな余震が起こっています。
熊本は僅か1年前のことです。簡単に記憶が薄れてはならないと思いますし、熊本城など中心部の目立つところだけでなく、全ての被災エリアでの復興の進展を皆が関心を持って見守り、一人ひとりができる支援をやらなければいけないと改めて感じました。

南阿蘇の方はＣＭの舞台になったことで元気づけられ、そのＣＭが話題になって嬉しくなり、折角来ていただいた方々が自販機が無いことでガッカリしているのを何とかしたいと何とか自動販売機設置をとの要望を戴きました。

採算度外視・期間限定の中で自動販売機を設置したことを西日本新聞さんに記事にしていただき、その電子版がＹＡＨＯＯニューストピックスに取り上げられて話題が一気に全国区に広まりました。
おかげ様で設置後1週間で満タンに詰めたホットの午後の紅茶には全て売り切れランプが点いていました。
折角、見晴台駅を訪れて、自販機があるのにホットの「午後の紅茶」が買えなかったお客様ごめんなさい。<(_ _)>
すぐに自動販売機の運営業者の方に補充をお願いしました。
このペースがもしも続くと、「取らぬ狸の皮算用」どころか「嬉しい誤算」になるやもしれません。

自動販売機設置の日に地元の方が駅の待合室に足跡を記すノートを置いてくれたようです。
ページをめくると九州だけでなく遠くから来られている方々のメッセージもあり、今度はオヤジが嬉しくなりました。
待合室の外は冷たい風が吹いていましたが、待合室の中でホッと暖かい気持ちに。

「あいたいって、あたためたいだ。」
😊
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＜「CMのようにホームで買ってみたい」話題の駅に自販機　観光客が要望＞
ヤフーニュース　西日本新聞配信　http://headlines.yahoo.co.jp/　2017年2月27日

　ヘッドホンを着けていて列車に気付かない女子高校生に「午後の紅茶」を渡す男子高校生－。このキリンビバレッジのテレビCMで舞台となった南阿蘇鉄道見晴台（みはらしだい）駅（熊本県南阿蘇村）に、自動販売機が設置された。

　同社は熊本地震の復興支援としてCMを制作し、話題に。ただ、自販機は撮影時に置いただけで実際にはなく、観光客から残念がる声や「CMのようにホームで買ってみたい」との要望が寄せられていた。

　CMの放送は3月末で終了し、その後に自販機も撤去される予定だが、地元からは「夏に向けて炭酸飲料のCMを」と新企画も。

西日本新聞社