空気が似ている

令状なしのGPS捜査は違法との判断を最高裁が下したとのこと。
捜査と人権の問題は難しい。
オヤジは張込みの延長線上だと思っていましたから。
捜査のための使用には令状が必要だとしても、既にＮシステムやあちこちに付けられた防犯カメラ、そして何よりＧＰＳ機能搭載のスマホで実質我々はほぼプライバシーなど無い状態になっています。
別に我々はそれを承諾したわけでもありません。
さて「プライバシーの侵害」とは何を持って言うのでしょうか。

オヤジは３年ほど前に業務の関係で政治家のパーティーなるものに何度か出席する機会がありました。
まあ、その他大勢の位置づけで受付で名刺を出して出席照明をした後は、基本的には会場の片隅でウーロン茶をすすりながら数々のご挨拶を聴く程度でしたが、時には社名を名乗りつつ政治家ご本人にご挨拶することもありました。
あの時の政治家の皆さんは果たして私のことを覚えているのでしょうか？

大臣の答弁の仕方も才女とは思えない拙さを感じますが、一方のナントカ学園関係の言っていることも今まで報じられた行状からあまり信用できるとは思えません。
だからナントカ学園がこう言っているがどうなのかという質問が乱舞する野党の質問には奇異を感じます。

たまたま、最近「でっちあげ」というノンフィクション本を読みました。
１０数年前に福岡で起きた（とでっちあげられた）教師によるいじめ事件についてのノンフィクションです。
ここでの一番の問題は何が起こっていたのかを冷静に確認・判断することなく、その場の空気に流されて予断を持って一方的な言い分をそれが事実だと判断したことにあると思います。

オヤジは空気がなんとなく似ている印象を受けました。
オヤジの単なる思い過ごしかもしれませんけど。