何気なく見たテレビだが、往年の女優、今や80代でも美しい山本富士子さんが「産経」のある記事を読んで「こころに響いた記事、これを読んで涙がどっと溢れた」と仰っていた。私はあまり泣かない、でも親の在りし日のことを思い出して嗚咽をこらえた。
老親の介護は私にとって感謝と畏れ多い輝かしい義務だった。
でも時には辛いこともあった、ただひとり私の肩にかかってきたこと。
そんな時、親は私が介護する何倍も愛情をこめて育ててくれたこと、
こうして今、自分の人生があるのも親の愛情のおかげであり、私はその何分の1も返せなかったこと。
私も山本さんが涙して書きとめたこの詩を、大きな感動で書きとめていたい。
・・・父のレイテ出陣の寄せ書きの国旗、ピアノの部屋に飾っています。
では山本富士子さんがテレビで読み上げていらした詩、「産経」の読者の作です。
粗相をしたと
叱られているその人は
あなたのおむつを替えてくれた人
ぼんやりと宙ばか
見ているけれど
赤ちゃんのあなたを
優しい瞳で
のぞき込んでくれた人
あなたは何一つ
おぼえていなくても
★ また、親だけではない。私の周りには感謝する方々でいっぱいです。
そして日本を愛しています。2日に書こうと思って3日になってもう30分過ぎました。
今年は勉強することがたくさんありますし、至らないところを努力してがんばりたいと思います。
ブログのティールーム
本日は不滅の名歌手、イタリアの至宝フランコ・コレッリが歌うダンニバーレ作曲「太陽の土地」・・・戦場から帰った兵士が故郷を愛する熱い気持ちを歌います。
Tenore FRANCO CORELLI - (Bovio-D'Annibale) " 'O paese d' 'o sole " (1961)
何て楽しい今日であることか
泣けてきそうなくらい幸せだ
本当にナポリに帰ってきたのか
本当にここにいるのか
列車が駅に、その時マンドリンの音色が聴こえたのだ
ここは「太陽の土地」「海の土地」
ここはすべての言葉が
甘く切なく、すべて愛の言葉
ここは「太陽の土地」・・・ (意訳 ベッラ)