ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

サウジ開催ウクライナ和平協議/モスクワ相次ぐ無人機爆撃/日本の状況/シュー・カイ主演「烈火士官学校」について

2023年08月11日 | 政治

サウジ開催ウクライナ和平協議「画期的」、参加希望国急増=クレバ外相

Reuters 

サウジアラビアのジッダで開かれたウクライナ和平に関する協議には中国やインド、米国、欧州諸国など40カ国以上が参加。ロシアは参加しなかったが、サウジアラビアが発表した閉会声明によると、参加国者は和平への道を開くための協議継続の重要性で合意した。
クレバ外相はロイターのインタビューに対し、ジェッダでの協議は「欧州と北米だけでなく世界全体を代表する国々が初めて一堂に会した画期的なものだった」とし、「ウクライナはプロセスに十分満足している」と述べた。

また、こうした協議はウクライナの和平ビジョンを巡る将来的な協議の重要な基盤を築くものだとし、協議への参加に関心を持つ国の数はここ数週間で「劇的に増加している」と語った。
サウジ開催ウクライナ和平協議「画期的」、参加希望国急増=クレバ外相 (msn.com)

モスクワ 相次ぐ爆発や無人機攻撃

毎日新聞

 ロシアの首都モスクワでは9日から10日にかけて、工場の爆発や幹線道路沿いの火災、無人機(ドローン)攻撃が相次いで伝えられた。工場の爆発では60人以上が死傷する被害を出している。爆発や火災が隣国ウクライナで続く「特別軍事作戦」と関係しているのかは不明だが、相次ぐドローン攻撃と合わせて、首都と近郊の生活に影を落としている。
・・・ロシア国防省はドローンに向けて電波を発信し、操縦できないようにしたと主張している。ただし、ドローンに突っ込まれたビルの一つにロシア政府の省庁が入居していたことから、あらかじめ攻撃の標的にされていたともみられている。【モスクワ大前仁】

この記事について全文は モスクワで爆発や火災続発、70人以上が死傷 無人機攻撃も続く(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


日本では・・・

内閣支持26.6%、過去最低水準 マイナ対応、7割評価せず 時事世論調査

木原誠二官房副長官に「違法風俗店利用」文春報道、磯崎官房副長官「政府のコメント控える」

磯崎仁彦官房副長官は10日の記者会見で、同日発売の「週刊文春」が、木原誠二官房副長官が違法風俗店を利用していたのではないかとする疑惑を報じたことについて、政府としての見解を問われ「公務に関係のない個人のプライベートに関わる内容で、政府として逐一コメントすることは差し控えさせていただきます」と述べるにとどめた。  その後も見解を問われたが「政府の立場でお答えするのは適切ではない」と述べた。
木原誠二官房副長官に「違法風俗店利用」文春報道、磯崎官房副長官「政府のコメント控える」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース



強い台風7号 お盆休みを直撃 週明け本州に上陸の恐れ 鉄道は計画運休の可能性

台風7号の進路

お盆休み期間は大荒れの恐れ

ブログ主・・・我が家は昨日10日に水道工事、そして本日と明日、家の土台がはがれたところをセメント塗り。日程の関係で今回は石井望先生の久しぶりの沖縄での講演会も行けなかった。コロナ前はできる限り参加してきたのだが今回は以前から決定していた家の補修工事や水道工事があるので沖縄から帰ることができなかったら業者に迷惑をかける、しかも講演会を知ったのがつい最近だった。

喜劇の中に繰り広げられる「烈火士官学校」・・・
中国の歴史ドラマは勉強になるし実力派の名優が演じたら古今の名作だ。(もちろん歴史ドラマに見せかけてしょうもないラブ史劇という歴史的にも文学的にもお粗末なものがあるが、それらはすぐわかるので見ない。
ただ気になっているのは「近代」のドラマだ。
アマゾンの解説では「辛亥革命により清朝が滅び、近代国家としての第一歩を踏み出した中国。その後、国を揚げて軍事力強化が進められるなか、正義感の強い謝襄(シエ・シアン)は尊敬する兄・謝良辰(シエ・リアンチェン)の遺志を継ぐことを決意し、亡くなった兄の名前で女子禁制の烈火士官学校に入学する。
そんな謝襄を待っていたのは、女の身には過酷すぎる訓練、そして名門出身のイケメンながら「超」がつく問題児のルームメイト・顧燕幀(グー・イエンジェン)だった。初日から正体を知られそうになったうえ、毎日のように口論となり、時には取っ組み合いの喧嘩まで…。他にも、絶えず騒動や事件を起こす個性的な学友たちに囲まれ、波乱の寄宿生活が始まった。(以上、アマゾンの解説)
しかし、保守でなくても「これは日本人には辛い」という感想がある。軽い歴史の理解が原因だと思う。
例えば「烈火士官学校」
若い女学生が「男装」して士官学校に入学、その中でのゴタゴタだが、このドラマ、シュー・カイ(許凱)やバイ・ルー(白鹿)が演じている。シュー・カイは中国一のイケメンといわれているが、よくある正統派のイケメンではない。個性的な表情豊かなタイプだ。
彼が演じる「えいらく」(乾隆帝の時代)の清廉な若き英雄を演じたら、つい魅せられる。私はシュー・カイの演じる役にさわやかさを感じていた。
今回の「烈火士官学校」は超問題生徒を演じ、ユニークで可愛さ満点の演技に驚いた。
しかし私は日本人だ。俳優は好きだけれどとても悲しい。最初はロシア・ドイツ・日本が中国を貶めることで始まったが、だんだん「日本」に的をしぼってくる。
士官学校の学生のひとりは「日本人なんか生きる権利はない」とまでいう。
私個人はこのころからの中国大陸への進出は適当ではなかったと思っている。
あの石原莞爾も中国大陸への日本軍進出に反対して天才軍師であろうと軍から干された。
またこのドラマの頃、日本に留学していた「魯迅」は、外国に占領されながら何も感じていないような民衆への悲しさを「阿Q正伝」に書いた。そして東北大学の医学部の教授の「藤野先生」を尊敬し、それを本にも書いた。・・・どうか中国はどのことも知ってほしい。試しにこの番組のyoutubeのコメント(ほとんど英語)を見たが、日本人のことよりもシュー・カイとバイ・ルーや楽しい友人たちのことを書いていた。
シュー・カイは全く異なる役柄も見事に演じ、天才肌のようだ。
今回の「超問題学生」は大笑いだったが愛らしくて憎めない。
しかし気になるのはウッスラと通奏低音のように日本を全面的悪とされる空気だ。
それが当然のごとく・・・これが怖いのだ。「アヘン戦争」の映画を主演した鮑国安のような真剣さはない。
ついでに日本を絶対悪にしたような軽さがある。天安門などタブーなのだ。

もっとまともに考えるならチャイコフスキーが大序曲「1812年」を書いてその中にフランス国歌の旋律を入れてだんだん音域を落とし、ロシア国歌を高らかに鳴り響かせたこと。またイタリアのヴェルディが「祖国統一運動」を目指して愛国オペラを書き、その歌詞の中に「バルバリ」(野蛮人)と敵国をののしり気勢を上げたこと、またシベリウスが「フィンランディア」で禁じられた愛国心を鼓舞したこと・・・。

しかし今回の「烈火士官学校」は、その後、何百万も餓死させたり、(秦の始皇帝や白起将軍もビックリな)
自国民への迫害はドラマにいつなるのだろうか。
中国は日本と違って多くの民族の血が混じり、「国家」よりも「民族」「家系」であり、今の解放軍も「中国軍」ではない。中国共産党の「私軍」といわれている。「日清戦争」の時の軍隊は「李鴻章」の私軍であり「清軍」ではない。
中国の俳優や脚本家は、いつ連行されるかわからない。有名で実力のある人物であってもだ。

ソ連時代でもそうだった。ショスタコーヴィッチ、ラフマニノフ、作家のソルジェニツイン、
そしてソ連時代ウクライナ出身のプロコフィエフ、シャポーリン、シマノフスキ、チェルカフスキ、リヒテル、ホロヴィッツ、オイストラッフ、コーガン、ミルスタイン、オボーリン、エルマン、スターン、また亡命前両親がウクライナ出身のバーンスタイン・・・
苦い思いで「烈火士官学校」を見た。
わかったことはこの俳優、コメディーを演じると本当にカワイイということ。
男装して亡き兄の思いを継ぐために士官学校に入学した謝襄(バイ・ルー 白鹿)はルームメイトになった超問題の顧燕幀(シュー・カイ 許凱)とケンカの日々だったが・・・
「シューカイ」のアイデア 280 件【2021】 | カイ, シュー, 中国 俳優【许凯|顾燕帧】 Boys | 顾燕帧欠打合集_1_哔哩哔哩 (゜-゜)つロ 干杯~-bilibili
「烈火士官学校」
超問題学生の顧燕幀(シュー・カイ)は、模範生の沈君山(李程彬)
を徹底的に真似をする。
そのあげくアレルギーのトマトを食べてひどい目にあう場面。
《烈火军校》抢先看:男生喜欢你时有多幼稚!Arsenal Military Academy | iQIYI


《烈火軍校》結局,顧燕幀最後一句話有暗示,觀眾說:期待第二部 - 每日頭條
模範性の沈君山を演じる
李程彬

ブログのティールーム

イタリアのバリトン、バスティアニーニとブルガリアのバスのクリストフが歌うヴェルディ「ドン・カルロ」から二重唱。ローマカトリックの言うがままに新教徒弾圧を続けるスペインのフィリッポ二世を説得するポーザ卿ロドリーゴ、「このままではあなたは後世にネロといわれる」というと、悲痛な皇帝の本音が・・・「ローマカトリック」の恐ろしさを口にするのだった。低音の男性歌手の聴かせどころだ。
指揮者のリッカルド・ムーティは著作の本でこのように言っている。
ヴェルディは人生を共にすることのできる音楽家である。彼はあまりにもありのままに私たち人間の情熱や苦悩、長所や欠点を表すことができる作曲家であるため、その作品の中に私たちは自分自身を見つけ出すことになる。
これが彼の普遍たるひとつの所以である。・・・リッカルド・ムーティ」


Don Carlo: Quest'è la pace


リッカルド・ムーティ、イタリアの心ヴェルディを語る : リッカルド・ムーティ | HMV&BOOKS online - 9784276203785リッカルドムーティ自伝 はじめに音楽それから言葉/リッカルド・ムーティ/著 田口道子/訳 本・コミック : オンライン書店e-hon

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