【言いたい放談】安倍総理のバルト3国・東欧歴訪と欧州の政治力学[桜H30/1/18]
バルト三国はロシア帝政時代から支配していて、ソ連時代もそうだった。安倍首相のバルト三国訪問はロシアをけん制の意味もある、という期待。
ルーマニアとブルガリアの盗賊グループが暴れている。ルーマニアは政治が混乱し国民は貧しい。
河野外務大臣が行くというが安倍総理に行ってほしい、とクライン女史。
ドイツは社民党が選挙でダメだった。
フランスのマクロン、中国などにいろんな動きをしている。
ドイツについて・・・国民は怒っている。マスコミの報道には国民が耳を傾けなくなっている。
「移民」をむやみに入れたことにドイツ国民は怒っている。ドイツだけではダメだからオーストリアやハンガリーと手をつなぐようになった。
★ 日本から遠いバルト三国だが、それぞれ悲惨な歴史を繰り返してきたようだ。クライン女史はバルト三国の歴史を詳しくご存じでこのお話をされているので、ネットで歴史を検索してみた。するとムソルグスキーのオペラ『ボリス・ゴドゥノフ』に出てくる偽りの皇子ディミートリーがなぜリトアニアを目指したのかよくわかった。ポーランドとリトアニアは古くから強い絆があったのだった。ロシア包囲網とロシア皇室乗っ取りはポーランドの国教でもあるローマカトリックが強力な後押しをしていたことも史実であった。
バルト三国(バルトさんごく)は、バルト海の東岸、フィンランドの南に南北に並ぶ3つの国を指し、北から順に、エストニア、ラトビア、リトアニアである。3か国ともに、北大西洋条約機構(NATO)および欧州連合(EU)の加盟国、通貨もユーロでシェンゲン協定加盟国である。
歴史的に、エストニアやラトビアは北ヨーロッパ諸国やドイツと、リトアニアはポーランドとのつながりが深く、また3か国はロシアとも深く関わってきた。 バルト三国はロシアとロシアの飛地に接している。(WIKI)
★ ドイツのメルケルの難民政策を称賛していたドイツに住んでいたという最近知り合ったあるインテリ女性が、最近はドイツの実情を知って「日本に来てもかなり問題だわ」と言っていた。憲法9条の信者だが・・・少しづつ意見が変わってきている。
以前は「難民・移民」に冷たいと日本を批判していたのに、やはり正確な報道が大切と思った。
今回の安倍首相によるバルト三国訪問について、記事を探した。
安倍首相は、ラトビア、リトアニアなどバルト3国を訪問し、首脳会談で北朝鮮への圧力強化を図ることで一致した。
安倍首相は2018年、独立100周年を迎えるバルト3国を、日本の首相として初めて訪問し、各国の首脳に、北朝鮮への圧力強化に向けて、理解を求めた。
安倍首相は「北朝鮮についても、圧力強化や拉致問題等、大変有意義なやりとりを行うことができました」と述べた。
安倍首相は、北朝鮮の弾道ミサイルは、「ヨーロッパも射程に入る」と指摘し、北朝鮮と国交を持つラトビア、リトアニアとの連携強化を図った。
このあと、第2次大戦前に、リトアニアで難民救済のため「命のビザ」を発給した外交官・杉原千畝氏の記念館を訪れたのち、ブルガリアなど東欧3カ国を訪問予定。
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00381874.html
本日はその『ボリス・ゴドゥノフ』から「ブログのティールーム」を。
「リトアニア」というとムソルグスキーの史実のオペラ『ボリス・ゴドゥノフ』で、修道院から逃げて来た野心家の青年(やがて皇子ディミートリーとして偽ってロシアの皇帝を狙うようになる。彼の背後にポーランド宮廷とローマカトリックがついていた)ロシア正教を廃し、ローマカトリックをそれに替えるということを指示されていた。帝位についてからロシア貴族や民衆の反感をかい、滅ぼされる。
ブログのティールーム

ポーランドの貴族の姫、マリーナは絶世の美女、ポーランドとローマカトリックの期待を背に、偽物の皇子ディミートリーと知りながら、彼をロシア皇帝にして国教をロシア正教からカトリックへと変えさせようとする。そして自分はロシア皇后に。
これは実際の歴史であり、一時モスクワの宮廷をポーランドが治め、クレムリンを警護する兵士はポーランド兵で固めた。しかしロシア貴族や国民の怒りは爆発し、長くは続かなかった。
この場面はマリーナが偽皇子ディミートリーを待ち、ロシア皇帝になるように説得する直前のポロネーズ(ポーランドの舞曲)。
やがてリトアニアに逃れていた偽皇子ディミートリーが現れる。(実話である)
"Boris Godunov" in Bolshoi (rehearsal 30.11.2011) ~動画は約2分(リハーサル)