井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

記名式講評①

2017-01-05 21:50:07 | コンクール
コンクールにおいて「講評用紙」というものがある。数から述べれば講評用紙があるコンクールの方が多いだろう。
権威のあるコンクールは無い方が多い。
権威があっても、合唱や吹奏楽はほぼ全てある。

海外のコンクールでは寡聞にして例を聞いたことがない。

しかし、ヨーロッパの国際コンクールだと、直接審査員を捕まえて講評を口頭で聴くことができる。審査員もそれに備えてしっかりメモをとっている。

なので、講評を聴けないコンクールが問題になる…
かもしれないが、講評のないのは毎日新聞主催の二つのコンクールくらいかもしれない。

その二つのうちの一つ、全日本学生音楽コンクールが5、6年前だろうか、予選に限り講評を始めたのである。
これは歓迎すべきことだろうと一応思う。

特に、結果は悪かったけれど良い演奏だった場合、有効に働くだろう。
コンクール等の変なところは、1番良いと思った人がそれぞれ違ったりすると、その次かな、という人が逆転して1位になってしまう現象が時々起きることである。

結果、皆が不満に思うことになる。

そんな時には、講評用紙に「私はよかったと思う」と書けるのが救いになるのではないだろうか。