井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

記名式講評②

2017-01-09 12:48:26 | コンクール
講評を書くことで救われることもあるから、一応良いことだと思うと述べたが、書くのはなかなか大変。

本当は、演奏が終わってから講評したいものだが、そのような時間は許されていない。
必然的に演奏中に書き始めるけれど、特に男性は○○しながら何かするのは苦手である。聞きながら書くのはとても難しい。

書くこと自体も結構時間がかかる作業で、最初しばらく聞いたら書き始めないと間に合わない。
昔、地元の楽器店主催のピアノコンクールの審査を頼まれたことがあるが、ブルグミュラーやソナチネの1分かかるかどうかみたいな演奏で講評を書かなければならなかったのは辛かった。
いきおい「よくがんばっていますね。これからもピアノを続けてね。」式の講評を量産している自分がいたこともあったような気がする。

おまけに、最近は目が悪くなって、暗い会場では鉛筆の字が読めない。
なので、ここ数年まえからペン持参で臨むようになった。どうせ書き直す暇はないから、鉛筆である必要がないし、ペン字だと、多少暗くても読める。

なので、講評はあった方が良いという建前はあるのだが、無いと知ると正直ホッとするのが本音の自分だ。。