著者が「書き出したら600ページを超えてしまった。でも1冊にしたかったから紙を薄くした」と「虎ノ門ニュース」でおっしゃったので、発売日とされる11日に勇んで福岡市の丸善に行った。
すると、そこでは発売日は12日になっていた。
翌12日、福岡を代表していた老舗書店2店舗に行くと、「すみません、17日からの発売のようです。」
その日、福岡の丸善まで行く時間はなかった。こうなると、いよいよ手にしたくなる。
14日(本日)今度は熊本市の老舗書店2店舗に行ったら「すみません、熊本では19日からのようですね。」
地元を盛り上げるために、わざわざ行ったところは全て空振り。そして熊本のTSUTAYAに行くと、7冊も置いてあった。
まだまだ地方の格差はなくならない、という現実が悲しい。
出版業界がネットに押されて苦戦しているのはわかる。だが、正直言って、ジャンキーな出版物とスピード勝負の物がなくなっただけで、内容の深い物はやはり書籍なのだ。つまり、今時の本は内容が濃い物が主だ。
地元の書店は合併するなり、協力して、良書をたくさん品揃えする訳にはいかないのだろうか。
で、この「天皇の国史」、べらぼうに面白い。
天皇の、と銘打っているから古事記が出てくるのは当然として、そこから旧約聖書との比較、古代文明、Y染色体等々、旧来の歴史の概念を大きく逸脱、否、拡大されていて、私の知りたいことが全て書いてある感がある。
天皇の、と銘打っているから古事記が出てくるのは当然として、そこから旧約聖書との比較、古代文明、Y染色体等々、旧来の歴史の概念を大きく逸脱、否、拡大されていて、私の知りたいことが全て書いてある感がある。
これだけの歴史を持っている民族だという事を知れば、誰でも誇らしい気持ちになるに違いない。
日本人みんなに読んでほしい本である。