新潟県では、中越地震の際に各地から助けて貰ったお礼ということで福島県などから避難してくる人を積極的に受け入れているそうです。ニュースで見たところ、新潟市の体育館にも数百人の人が来ていました。また、三条市では南相馬市の避難所からバス数台でかなりの人数を乗せてきて福祉センターを宿泊所にしてるのだとか。
その人たちの話を聞くと「お風呂に入れて嬉しい」とか「避難所は床の上に毛布だったのが福祉センターでは布団に寝られるのが嬉しい」とか言ってたので、被災した人は普通の人が普通にできることがまったくできなかったのだとあらためて実感。風呂や布団が普通にあるのがいかに幸せかと考えさせられました。
また、体育館では幼稚園の先生が来て子供達を集めて紙芝居をやってました。それを見る子供達の嬉しそうな顔を見ると、これまでよほど退屈してたのだろうと。そんな様子を見てると、夕べの報道ステーションでの「計画停電でゲームが使えないので、充電できるノートパソコンでアニメを見せてる」という家庭の取材はなんだったんだろうと思ってしまいます。そんなもんを生活の知恵のように報じるのを見て民放のニュース番組は終わったとあらためて思いました。所詮すべてがバラエティなんでしょう。結局はテレビを見られない被災者じゃなくて、視聴率に関わる都市生活者の方を向いてしまうのが宿命でしょうか。
テレビというと結局NHKばっかり見てます。まだバラエティを見る気分じゃないので。テレビを消すのが省エネとはわかってるのですが、どうも余震が多くてついついチェックせねば心配というのもありますし。
ただし原発の構造などを延々と解説されるのは勘弁。漏れてくる放射能についてもっとわかりやすく教えてくれるよう期待します。