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朝ドラ「カムカムエヴリバディ」終了しました

2022年04月08日 | ドラマレビュー

 NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が本日終了しました。私の評価は結構よくて、ここ数年というか「あまちゃん」より後の作品では一番面白かったと思います。

 今回はヒロイン三代の物語で合計100年ですから、そこはうまく考えたと思います。朝ドラは長丁場ですので、大体どのドラマも最後の1か月くらいは大した展開もなく、ダラダラと時間稼ぎしながら終わりに向かう感じがするのですが、今回は逆に「これってあと1週間でちゃんと終われるの?」と思うくらい最後までギッシリ詰まってました。

 私の場合、なんといっても初代のヒロインの方が苦手で、それが原因で見るかどうかも迷ってたくらいですが、今回の役に関しては大丈夫でした。(って、何が大丈夫かって。) あとは深津さんはまあ女優としては割と評価してる存在で、川栄さんはまったく興味なしという状況だったので、「ストーリーが面白ければ見続ける。」という感じでしたが、そこがバッチリでした。

 私としては脚本家が頑張ったと思ったのですが、ネットでは「脚本がいいかげん過ぎる。」「あれで伏線回収とかいうな。」という声もあって、捉え方は色々ですね。どちらかというと、私のように事前にまったく期待せず、深く考えもせず見たのがよかったのかも。

 細かいことをいうと辻褄の合わないこともあるでしょうし、偶然が過ぎる展開もあって「んな、アホな。」と言いたいことも多々あったように思いますが、ドラマなんてそんなものではないかと。一番は展開が早かったのが良かったです。

 これが朝ドラの新たな手法になるか、あるいは朝ドラというとやはりストーリーが1ミリずつ左右に動くのを毎日観察するような緩い展開がいいのか、定番の実在の人物をモデルにしたサクセスストーリーがいいのか、その辺は色々な意見があるでしょう。まあ私としては、面白ければいいんです。風景や雰囲気だけで半年見せるのはボチボチきつい世の中なのかもしれません。

 書いておかねばならんのは、世良公則とか濱田マリとか、脇役にキラッと光る人が出てたのがよかったこと。お二人ともいい仕事してました。特に世良さんが進駐軍のパーティーで歌ったシーンと、錠一郎にホットドッグをあげるシーンは名場面だったと思います。あとは、役者としても出てましたが城田優のナレーターもバッチリでした。声もいいし雰囲気出てたし。

 主役でいうと川栄さんはこれまでまったく意識したことがなかったのですが、「あさイチ」のプレミアムトークとか見ると、かなり頭の良い人だというのがわかります。15歳でAKBに入ったのが芸能界への入り口だそうですが、そういう人もいるんですね。まあ別に好きになったわけではないですが。

 ということで「朝ドラはこんな風にもできるけど、どうだ!」と、脚本家に何か突き付けられたような気がするドラマでした。これはDVD-BOXはかなり売れるかもしれませんね。いつ出るのかは知りませんが。