今日のひとネタ

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石川ひとみ「恋はダイスまかせ」を聞くには

2022年04月22日 | 石川ひとみ

 

 「恋はダイスまかせ」という曲は、石川ひとみさんが1984年1月に発売されたシングル「メモリー」のB面として発表された作品です。A面の「メモリー」はミュージカル「キャッツ」でお馴染みですが、この訳詞も浅利慶太さんによるもの。いろんな人が歌ってますが、日本で初めてこのカバーを発売したのは石川ひとみさんだそうです。

 そしてそのB面の「恋はダイスまかせ」は、作詞が田口俊さん、作曲は玉置浩二さん、編曲は鷺巣詩郎さんという布陣。玉置浩二さんは言うまでもなくバンド「安全地帯」のメンバーでソングライターですが、「ワインレッドの心」がヒットする前から既に他の歌手に曲を提供していたのですね。

 石川ひとみさんは1983年9月発売のシングル「恋」が玉置さんの作品ですから、玉置さんが楽曲提供を始めた最初期の歌手という事になりましょうか。そもそも石川ひとみさんの側では、某大物男性シンガーソングライターに曲を依頼したところ諸般の事情で承諾を得られず、代わりに先方が「まだ無名だけどいい曲を書くから。」と紹介してくれたのが玉置さんだったという事情があるそうです。(HITOMI ISHIKAWA CD-BOXの解説による。)

 その時は玉置さんが石川さんのために8曲ほど作ってくれたそうですが、この「恋はダイスまかせ」もその1曲。これは弾んだリズムですごくポップで、楽しくもあり可愛くもある曲です。個人的にはシングルのA面にもできそうなクオリティかと思っています。

 実は、昨日のNBC長崎放送ラジオ「Happy Go Lucky!」という番組で、パーソナリティーの長岡和弘さんがこの曲の録音に関する秘密を披露してました。長岡さんは当時キャニオンレコードで石川ひとみさんの担当ディレクターであり、玉置浩二さんに曲を依頼した張本人。なので、この曲に隠された秘密を知っているのは、歌っている本人と録音したエンジニア、それと長岡さんだけなんですと。

 ということで、この「恋はダイスまかせ」を聞きたい人はどうしたらいいかというと、石川ひとみさんのシングルAB面がすべて収録されている「ゴールデンアイドルシリーズ」というベスト盤を入手すれば聞くことができます。ちなみにCD三枚組です。普通に新品で買えますので、ネットで高値で売ってる人からは買ってはいけません。賢い消費者になりましょう。シングルレコードのサイズに近い大きさのジャケットで、付属のブックレットには全シングルのジャケットが復刻されているという、かなり素敵なCDセットです。

 なお、この曲にはどのような秘密が隠されているかは昨日のラジオをお聞き下さい。今ならradikoプレミアムのタイムフリーで聞けます。お早めにどうぞ。聞かないと一生損しますよ。フッフッフッ。