今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

Spotifyに神様はいるのか?

2022年10月20日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 神様というのは、フォークの神様岡林信康さんのことです。2008年に見たNHKの歌番組でご本人が「私が神様です。」と言ってたので間違いありません。そして本日のタイトルを正しく言うと、「Spotifyに神様の曲はあるのか?」ということになります。

 それで調べてみたら、Spotifyには以下のアルバムがありました。

私を断罪せよ オリジナル発売:1969年
見るまえに跳べ オリジナル発売:1970年
俺らいちぬけた オリジナル発売:1971年
金色のライオン オリジナル発売:1973年
1973PM9:00→1974AM3:00(LIVE) オリジナル発売:1974年
誰ぞこの子に愛の手を オリジナル発売:1975年
ラブソングス オリジナル発売:1977年
セレナーデ  オリジナル発売:1978年
狂い咲き(Live) オリジナル発売:1992年?
岡林信康  オリジナル発売:2009年?
森羅十二象 オリジナル発売:2018年

 結構あるようですが、私が好きな「街はステキなカーニバル」もないし、曲としては「服部半蔵影の軍団」の主題歌だった「Gの祈り」もありません。割と初期の、それこそフォークの神様と言われてた頃のが多いですね。

 私は20才くらいの頃に友人がファンでテープを聞かされたのですが、それに「くそくらえ節」「がいこつの唄」「山谷ブルース」「チューリップのアップリケ」「手紙」「流れ者」など入ってました。当時は「チューリップのアップリケ」は、「いや~、勘弁して~!」という感じでしたが、「くそくらえ節」「がいこつの唄」は一種痛快でした。また、神様というと厳かな感じがしてしまいますが、あの人は凄く話が面白いです。

 それで、実際大人になってこれらの歌詞を考えてみると、「チューリップのアップリケ」は

うちのお父ちゃん 暗いうちから遅うまで 
毎日靴をトントンたたいてはる
あんな一生懸命働いてはるのに
なんでうちの家 いつも金がないんやろ

という内容で結構沁みます。今でいうワーキングプアですが、この曲が1969年。53年ほど経ってますが、世の中変わってないというか悪化してませんか? また「くそくらえ節」では「この世で一番偉いのは電子計算機」という歌詞があります。これはAIが支配する世界を予見してたとも考えられます。さすが神様ですね。

 以前テレビで見たフォーク大全集的な番組はNHKホールからだったのですが、そこで神様岡林は「では、次は同じこのNHKホール、大晦日紅白歌合戦でお会いしましょう!」と言ってました。が、残念ながらその年は出場無し。というか、今までまだ出てませんね。

 なので是非今年は出場を願いたいものです。白組は神様岡林の「チューリップのアップリケ」、紅組はさくらと一郎の「昭和枯れすすき」の対決がいいでしょう。実現すれば大晦日は楽しそうですね。審査員は誰がいいかなあ。