秋野ひとみ
『ミモザの庭でつかまえて』
1991年3月5日 第1版発行
「世の中には、あたしの知らないことが、いっぱいいっぱいあるみたいね」
あたしは心の中で、何度も「どうして? どうして?」と叫んでいた。
どうして?
どうしてなの?
どうして、あなたは、そんなことをしたの?
全くもって遅い情報網にグサッとくるわ←
心臓を貫かれる
あぁふとした瞬間に思い出しつらくなる。
「継続しちゃおうかな。もし出来たらの話だけど上書きするの」
「?どういう意味?」
「だって言わなきゃカレは存在するわけで」
「そういう意味ね」
「説明がめんどくさい」
よく次から次へと・・・