宮部みゆき
『魔術はささやく』★★★★
こちらも表紙にぞくりとさせられた。
新橋から有楽町へのガード下の風景が浮かぶ。
じっくり集中してゆきたかったんだけど、旅先の合間読書に・・
LCCだと夜間照明がちょっと暗め。
ちょうど一緒にGETした『龍は眠る』
https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/8e98f9c939e26cd066961120f87d7146
読み終わるときに何だか混ざってしまった感
それでも★★★★
賢い空気の読める子供の主人公に弱い?(笑)
その時代リアルタイムに読むことが出来たら興奮したんだろうな。
(『模倣犯』で火が付けばよかったのに・・)
しかし伏線が見事!!想像以上
サブリミナル効果がまた時代を感じ にやり。
私って昔の話が好きなのかも(今さら?)
スグに誰とでも表面的にはつながれる現代より、何だろう必死さが伝わる。
日本推理サスペンス大賞受賞作
手に取っている宮部作品の選ぶ基準が見開きなものだから、
受賞作品がメインになってしまっている・・
単純なわたし。
これからどんどん掘り下げて眠っているよい作品を発掘したい!
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何かからの引用のように抑揚をつけ、最後にこう言って、電話は切れた。
「私は返事をしないし、二度と帰ってはこない。そのときが来るまではね」
「君の手で裁くことだ」
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都心とは思えない人も少なな公園で、お昼休み読書
目を屈指しているから休み時間ぐらいぼーっとすればよいものの。
とても平和な誰にも邪魔されない小一時間
外で上着なしに快適に読めるのはいつまでか?