宇江佐真理
『幻の声 髪結い伊三次捕物余話』★★★★
大江健三郎習慣に少々疲れ・・
馴染みある宇江佐さんの伊三次シリーズ
My本棚からです。
2000年4月10日 第1刷
--------(抜粋)
本業の髪結いの傍ら、町方同心のお手先をつとめる伊三次。芸者のお文に心を残しながら、今日も江戸の町を東奔西走…。伊三次とお文のしっとりとした交情、市井の人々の哀歓、法では裁けぬ浮世のしがらみ。目が離せない珠玉の五編を収録
選考委員満場一致でオール読物新人賞を受賞した渾身のデビュー作
--------
今回★★★★でした。
初回は涙涙の物語(備忘録+)
◆お江戸?なぞワード◆
まだお江戸言葉に不慣れだった頃で色々調べながら読んでいたなぁ
再読のよさは既に主人公の行く先が分って安心出来ていること。
その分何気ない会話やら、その人物像にじっくり目が行き届く。
違った楽しみを味わえる。
お文の啖呵が気持ちよい。スカッとする!
いつの時代も男女関係は色々あるものです。