風野真知雄
『耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前』★★★
風野さんの代表作「耳袋」(みみぶくろ)シリーズ第一弾
62歳で町奉行に大抜擢された根岸肥前守鎮衛(ねぎしひぜんのかみやすもり)が主人公
62歳!?江戸時代ではそうないパターンですな。
現在の還暦はまだまだ若いですが(飲み友は今年還暦!)
江戸時代の寿命は色々な説があるけど、若くして死ぬことが多かったから平均寿命が60代
まぁ葛飾北斎は88歳、徳川家康はでぶでも73歳まで長命だったみたいだけど。
若い死亡率の高い時期を過ぎると結構長生きをしていた人もいたのでしょう。
おじい根岸肥前守鎮衛の活躍本です(^▽^)/元気もらえます!
やっぱり奉行様が悪を斬るってスッキリ定番がおもしろいのよね。
一次文庫 2007年2月 だいわ文庫
--------(抜粋)
若い頃、肩に赤鬼の刺青を彫る無頼をしながら、六十二歳で南町奉行まで昇り詰めた名奉行・根岸肥前守鎮衛
「大耳」の綽名を持つ彼が奇譚を記した随筆『耳袋』には、誰にも見せないもう一つの秘帖版『耳袋』があった。
根岸が同心の栗田、家来の坂巻とともに江戸の怪異を解き明かす「殺人事件」シリーズ第一弾
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耳袋とは? 耳嚢 - Wikipedia