◆BookBookBook◆

📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

U

2019-10-25 | 宇江佐真理(お江戸物語)



宇江佐真理
『玄冶店の女』★★★★★


私的に大ヒット★
玄冶店(げんじだな× げんやだなと読)
そこに暮らす運命に翻弄されながらも健気に生きる女たちの切なくて心温まる物語
もちろん短編仕立て8話収録

さてその玄冶店とは?
江戸の地名で場所で言えば日本橋北、人形町通りの東側、新和泉町南側の横町
ご近所だったので想像がつく。
元は幕府の医師、岡本玄冶の屋敷跡で、役者、芝居者が多く住んでいたと言われる。

その医師、岡本玄冶とは?
医師で名を残すにはそれなりの人物
三代将軍家光の時代に将軍お抱えの医者として名を馳せた方

この『玄冶店の女』
表紙からじめっとした様子が伺える。
そう主人公は日陰の女・・それを著している。

傑作人情譚

また一つ心打たれるよい物語に出逢えた。



◆お江戸?なぞワード◆




虫籠窓
主に漆喰の塗屋造りと呼ばれる町家建築の二階部分に、縦に格子状に開口部を設けた固定窓のことを指す。
多くでは漆喰を塗り回され、窓といっても開け閉めできるものではなくささやかな明り取りや通風を目的としたものであろう。

しらくも
白癬(はくせんと読)と呼ばれる皮膚病のこと。

江戸時代には、病気と薬の番付表が製作された。
「病薬道戯競」には「初編」と「二編」があり、向かって左側に病気、右側に薬の名前が並べられている。
「初編」の病気の筆頭には「疱瘡(ほうそう=天然痘)」
「二編」の筆頭には「胎毒(たいどく=子どもが生まれつき持つ毒と考えられていたもの)」
どちらの病気ともに恐れられていた。
しらくもは「初編」の前頭に。

http://www.eisai.co.jp/museum/curator/yamazaru/viewpoint/disease_02.html






























世代は違うけどちょっと気になる。
父が寅さん好きで結構みている方だと思う。
再放送でみたゴクミの記憶もある。これぞよき時代


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« U | トップ | 「警戒レベル5」発令 »
最新の画像もっと見る