辻村深月
『盲目的な恋と友情』★★★
どこの物語とも接点ないよってことで少々飛んでこちらへ。
今までの中で一番センスよし装丁
内容は・・まぁ 伏線からもラストは予想出来たけど・・
盲目的な恋を経験
それは誰にでもあることなのか・・
「彼を失ってこの世の終わりだと本気で思った」
最初で最後の大恋愛だったのか、ただのまやかしだったのか。
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キレ長の目も、誰かが線を描いたような高く整った鼻梁も、
彼の腕と指が、宙に、見えない線をはっきりと描く。
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引っかかった「描く」
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「あなたが一人しか男を知らないことが心配なのよ。私がした方がいいと言った経験はそういうものじゃないの」
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確かに
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ここに至って、初めて、気づく。
女の敵は、女だ。
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私的に池沢理美FB
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女友達はどうして男に、適わないのか。
快楽と欲
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自由に生きてよいと思うけどね。
客観性を失って自分の問題しか見えなくなっているふたりの一人称を並べ、家族や仕事などの要素を最小限に留めて、彼女たちの狭い視界をきめ細かく追った。それによって、混乱の渦はより濃く、凄みある素晴らしい作品になったのだと私は感じた。
(解説抜粋)
***週末GALA***