うちの紫陽花ちゃん
瑞々しくゆこう!
やっと店頭に並びはじめた。
石田衣良
『池袋ウエストゲートパーク』★★★
IWGP!
とにもかくにもなつかしい!
わたしの青春時代(何度も言うが死語?)
マコトはもちろん長瀬です!
石田さんはこの物語をきっかけに結構読んだ記憶
『4TEEN』『スローグッドバイ』『1ポンドの悲しみ』
『うつくしい子ども』『魔法のボタン/I LOVE YOU』
『空は、今日も、青いか?』『LAST』『エンジェル』などなど。
(この備忘録前)
どうかな?再読したら何か思い出すことがあるかな?
この方、テレビなどでの露出が増えてそれで嫌疎遠に。
私的にイメージ先行
作家さんは黙っていてほしい。
「なつかしかったです!ドラマ借りてみようかな」
嵐の境界線
ブログを見てMOSが食べたくなった。
ハーフラウンドはパーで上がり(o^∀^o)
村上春樹
『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編(下)』★★★
ブランクありありだけど・・
上巻→ https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/3cca8d0bdebe81ddc1b8256ea5b96b08
ハードカバー→ https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/fdf6130b7cf20f47fe850a20e4211f9f
ちょうど騎士団長が現れる場面
例の暴風が吹き荒れる夜で、鍵が開いた窓の外の暗闇にドキッ
知ってはいても物語に入り込むと冷静でいられないわたし。
感受性強(感化されやす)
翻訳本を読んだ後だからなのか、描写がしつこい。
だらだらと同じことを繰り返す感(『1Q84』と一緒)
もっと簡潔だった過去本の方がよき。
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今までこれが自分の道だと思って普通に歩いてきたのに、急にその道が足元からすとんと消えてなくなって、何もない空間を方角もわからないまま、手応えもないまま、ただてくてく進んでいるみたいな、そんな感じだよ。
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「歴史の中には、そのまま暗闇の中に置いておった方がよろしいこともうんとある。正しい知識が人を豊かにするとは限らんぜ。客観が主観を凌駕するとは限らんぜ。事実が妄想を吹き消すとは限らんぜ」
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お台場ドライブ
都心と北海道だけが感染者多(岩手県スゴイなぁ)
少しずつ自粛モードが解かれ、息苦しさに人目を見てマスクを外す。
父のお誕生日&父の日迫る。
業後伊勢丹へGOGO 都庁はもう赤くない。
何年ぶり?
みんな若い。
北方謙三
『楠木正成(上)』★★★
先日ブログで偶然にも同じ本を読んでいる方が。
わたしも読んでます!
(またまた部長席からの拝借本)
六波羅探題の時代まで読むようになったかと感慨深い。
題名の如く楠木正成
どの時代に生きた人なのか、誰なのか?
前情報としては、司馬遼太郎の『街道をゆく』の本郷編の楠
そうそれだけ。
他は名前を聞いたことがあるぐらいで何も知らない。
誰かにいきなり「楠木正成のイメージは?」と聞いてみたくなった。
こちら上下巻
(現時点で下巻は未読・・だって終わりがよろしくなさそうで)
ハードボイルド歴史小説
みんな出てくる人出てくる人かっこよし!
北方さんの写真もやはり渋い。
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「二人で野宿するのは、それなりの心得があるからだ。数を恃むな。貧しい者を襲うな。兵に守られた、沿う円の年貢米を襲う。それぐらいでなければ、生きている意味もあるまい。精魂をこめて耕した、田畠を捨てた甲斐もあるまい。なにがおまえたちに田畠を捨てさせたのか、よく考え、それに立ちむかうのだ。その時はじめて、おまえたちは悪党になる」
正成は、倒れた男の上体を起こすと、活を入れ、蘇生させた。
「俺たちは、確かに流浪の民になった。家族も、飢えで死んだり、殺されたりしたからだ。だが、流浪しても、なにをやればいいのかわからねえ。だから、こうして、盗賊を働いてるのよ」
喋っている男は、落ち着いていた。死ぬ気になれば、こういう落ち着きは出てくる。
「なあ、教えてくれよ。俺たちゃ、なにをやればいいんだ」
「自分で考えろ、貧しい者、弱い者は襲うな、とだけ言っておこう」
「あんたの名は?」
「河内の国の住人、楠木正成」
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しびれるわ~
かっこえええ(笑)
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病むことなく、父は死んだ。まず、そう思った。死ぬ時は、人はたやすく死ぬ。
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わたしは生きている。
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「それでよい。愉しまなければ、見えるものも見えてこない、という気がする」
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人生愉しんだもの勝ち!よく言うけど。
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「悪党らしく生きる。それはどういう生き方なのだろうか、楠木殿?」
「闘って散る。寺田方念のごとく」
「それは死に方だな。生き方ではない」
「だから、私は待っています」
「なにを?」
「それがよくわからないところが、私の悩みですな」
正成が笑うと、円心も口もとを綻ばせた。
「人には、秋(とき)というものがある。その秋を得るまでは、待つのが賢明でしょう、楠木殿」
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誤解がある「悪党」
この時代の悪党とは、周縁領主に対抗する地頭や非御家人の新興の武士達のことを指す。
読んでみないことには伝わらないかな(是非どうそ)
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いつか秋を得る。それがほんとうにあることなのか。悪党は、所詮悪党として生き、滅びるしかないのか。
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「商いは、最後は勘だ。測るものをすべて測り尽くしても、まだ見えないものがある。それを勘で補って、動くのだ」
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「悪党が、拠って立つ場所がある。それは見えていたが、そこが地獄かもしれぬという思いを、いままで拭いきれなかった」
「いまは?」
「地獄なら、そこを歩いてみよう。そう思っている」
「楠木一党で歩く地獄ならば、それもよいかもしれません。悪党はみんな、どうしようもない不安を抱えています。小さな蜂起が頻発するのは、そのせいでしょう。いまのところわれらは、六波羅の眼からうまく逃れていますが、いつという不安はたえずありました」
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悪党なぞワード(お江戸に続き)
・菌(しとねと読)
座るときや寝るときに下に敷く物。しきもの。 ふとん。
横山秀夫
『半落ち』★★★★
一点集中を意識したらトーンダウンしてしまった(汗;)
気分も何となく「歴史小説モード」
その合間読書
日本中が震えたベストセラー
先に映画をみていたからイメージは寺尾さん(指環♪)
段落ごとに主人公目線が変わり、そこがまたおもしろい。
横山さんの本はまだ数冊だけど、心が震える。
それと小説の中だろうが悪人ばかりじゃないんだなって前向きになれる。
奥底に訴えかけられるモノがある。
事件を推理すると言うより人間ドラマかな。
ラストを分かっていながらも、涙腺がゆるむ筆致
次作も期待
(交換読書で借りる予定♪)
最近読んでいて気づいたのはみんな「目」で語り合うと言うこと。
わたしは昔から「目」を見て話すけど、視線をあえて外すこともある。
その「目」で分かり合えたことがあったか?
自然と伝わるモノがあったか?
相方の瞳の奥から通じる怒りの震えをふと思い出した。
(ただ目が潤っていたとも言う?)
揺れる。
ごろんと芝生に横になって空を見上げる。
しかしそのちょうどよい季節も終わろうとしている(暑い!)