佐藤究
『テスカトリポカ』★★★
図書館本 忘れた頃にベストセラーはやってくる。
まず不気味な装丁でレンガ本
あぁこれは持ち歩きは不可 家読書だわ。
「テスカトリポカとはなんぞや?」
【テスカトリポカとは】
多神教のアステカ王国において信仰されていた強大な神の一人
ナワトル語で「煙を吐く鏡」を意味し、闇を支配するとされる。 毎年5月の乾季、この神をたたえる盛大な儀式がとりおこなわれ、生贄として少年の心臓が捧げられた、と伝えられている。
追って「ナワトル語」とは?
ナワトル語 - Wikipedia
--------(抜粋)
第165回直木賞受賞!
鬼才・佐藤究が放つ、クライムノベルの新究極、世界文学の新次元!
メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。
第34回山本周五郎賞受賞
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佐藤究『テスカトリポカ』特設サイト | カドブン
佐藤究『テスカトリポカ』特設サイト | カドブン
第165回直木賞、第34回山本周五郎賞W受賞!本年度最もヤバいエンターテインメント!鬼才が放つクライムノベルの新究極、世界文学の新次元!
カドブン
なぜ興味を持ったかはお分かりですね!
そう「山本周五郎賞」受賞作だからです。
周五郎さんを崇拝しているので(^▽^)/
まぁ簡単に言うと映画の世界みたいな麻薬戦争物語です。
メキシコが舞台の最初はもう止まらず一気にこれは読ませるわ!
アクションアクション半端ない・・(苦笑)
勝手にあたまの中でそのアクション場面を想像して楽しんでいたぐらい。
液体窒素?ほぅよく次から次へとくるわくるわ。臓器販売ねぇ
これを記載している現在P393
残P150でそこまでの大きい展開はなさそう?
コシモが麻薬王になる?そんな知恵はなさそうだけど。
メキシコから日本の川崎が舞台じゃヒリヒリする実感がジメッとする感じ?
無理に日本を舞台にしなくてもよいんじゃ?身近に危機を感じてほしかった?
?ばかりですが(^▽^;)
日本に来てからトーンダウンです。
後で知ったことですが受賞まで選考会は大揉めしたそう。
伊集院静が否定派だったそう ふむ。
下記読破後・・
Ⅵ 夜と風 ヨワリ・エエカトル
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みんな ころされる。
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51
裏切りとはどこから生じるのか。敵からか、味方からか。もちろん味方からだ。でなければ、裏切りとは呼べない。
暗い部屋のなかでバルミロはメスカルを飲み、立ちこめるコパリの香煙を嗅ぎながら考えた。
では、裏切った者とは誰なのか。その人間も家族(ファミリア)ではなかったのか。そうだ。そいつも家族だ。
だからこそ裏切るのだ。
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「花の戦争(ショチアオヨトル)だよ、とうさん(パドレ)」
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気になったフレーズの箇所を忘れてしまった。
わたしが惹かれて数十回(それ以上?)観ている映画『悪の法則』な世界(映画館FB)