朝から真夏の晴天。
冷房完備の病室にいると、外の景色を見ても、全然夏を感じない。
リハビリ。それなりに気合を入れてやっているが、うつ伏せ体勢がつらい。
午後、歩行器歩行はサボり昼寝。
病院のロビーは駅に似ている。
人が来て、人が去ってゆく。
病室は列車のコンパートメント。
偶然一緒になった人々は、それぞれの思いや悩みを胸に秘めている。
つかの間の語らいは、つかの間の連帯感を生み、沈黙は遠慮や気まずさを生む。
小さな空間には、ささやかなルールが生まれる。
退院や転室で人は入れ替わり、小さな世界は少しづつ変わっていく。
病を得た人は、多少なりとも弱気になり優しくなる。
お互いにパジャマの姿しか知らない。
みんな平等だ。
飲み屋のカウンターと同じで、老いも若きも、金持ちも貧乏もない。
冷房完備の病室にいると、外の景色を見ても、全然夏を感じない。
リハビリ。それなりに気合を入れてやっているが、うつ伏せ体勢がつらい。
午後、歩行器歩行はサボり昼寝。
病院のロビーは駅に似ている。
人が来て、人が去ってゆく。
病室は列車のコンパートメント。
偶然一緒になった人々は、それぞれの思いや悩みを胸に秘めている。
つかの間の語らいは、つかの間の連帯感を生み、沈黙は遠慮や気まずさを生む。
小さな空間には、ささやかなルールが生まれる。
退院や転室で人は入れ替わり、小さな世界は少しづつ変わっていく。
病を得た人は、多少なりとも弱気になり優しくなる。
お互いにパジャマの姿しか知らない。
みんな平等だ。
飲み屋のカウンターと同じで、老いも若きも、金持ちも貧乏もない。