★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

2006年7月26日 入院16日目

2006年07月26日 10時53分43秒 | 股関節入院日記
 朝から真夏の晴天。
 冷房完備の病室にいると、外の景色を見ても、全然夏を感じない。
 リハビリ。それなりに気合を入れてやっているが、うつ伏せ体勢がつらい。
 午後、歩行器歩行はサボり昼寝。
 
 病院のロビーは駅に似ている。
 人が来て、人が去ってゆく。

 病室は列車のコンパートメント。
 偶然一緒になった人々は、それぞれの思いや悩みを胸に秘めている。

 つかの間の語らいは、つかの間の連帯感を生み、沈黙は遠慮や気まずさを生む。
 小さな空間には、ささやかなルールが生まれる。
 退院や転室で人は入れ替わり、小さな世界は少しづつ変わっていく。

 病を得た人は、多少なりとも弱気になり優しくなる。

 お互いにパジャマの姿しか知らない。
 みんな平等だ。
 飲み屋のカウンターと同じで、老いも若きも、金持ちも貧乏もない。 
コメント
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