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ノスタルジアとプライド

2011-02-18 23:31:04 | ふと思うこと



昨日、午後から仕事で赤坂のコンサルティング会社へ。

「しろたえ」でお茶をしながら。

ここ、なつかしいです。


帰りは赤坂から乃木坂経由で遠回りしながら青山一丁目までちょっとぶらりしよう。

昔、一ツ木通りから少し入ったところにあるとんかつ屋さんのヒレカツサンドが

小ぶりのサイズでほッンとーに美味しくて。

見つけられない。


仕方がない。

このあたりはすっかり変わってしまったから。





幼稚園なのですが、

後ろには何だかすごく対象的なビル。


東京はそうなのかもしれない。

対象的なものが共存していることに魅力を感じます。


いつだったか訪ねた押上の街もそうでした。

下町の風景とスカイツリーの共存。

認め合って共存するのは創造性の第一歩でしょうか。





この乃木坂を上りきると、

有名なカフェがありました。


何らかの事情で今は存在しないはずのその場所に

いろんな時間が戻ってきます。


白髪のクリエイター、外国人モデル、

銀座のママ、愛人カップル、笑い、お喋り。

ガラス越しに都会の喧騒。

日々いろんな共存のあるカフェでした。


良いお店というのは、

客単価とか、内装にいくらとか、何坪とか、

最初から完成度高く創り上げたお店のことじゃないと思います。


「魂の居場所」を大切にしている人が作ったお店には、

通ってくれる人がそれぞれ目に見えない「何か」を置いて行くんです。

また次に来てその何かをどんどん組み立てて創り上げてくれる。

それはその人の心地の良い居場所になって

ライフスタイルの一部に。

いいお店には通い続けた人のプライドというものがあるのかもしれません。


プライドを持たない人っていません。

プライドは低いとか高いとかでもない。

与えられたプライドはみんな同じ。

ただそのプライドをどこに持っているか。

その置き場でその人の個性が見えてくるのだと思います。


今は姿を消したその場所に

自分が通った店にノスタルジアとプライドを持つ人って

なんかいいなあって思うのです。


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