アン・ジュングン(安重根)について、伊藤博文を暗殺した人だとは知っていました。
イメージとして彼は韓国の貧しい農民で救国のため、支配者の象徴である伊藤博文を暗殺したのだと思っていました。
今回、アン・ジュングンが両班階級だったと知って、びっくりしました。
彼が、日本が朝鮮を支配する以前の支配者階級に属していたとすると、この暗殺は朝鮮をめぐる支配者階級の権力闘争だったと見ることができるのではないでしょうか。
彼が抗日の誓いで左手の薬指の先を切り、その手形が今も韓国の反日感情の象徴になっているのが、無性に恐ろしく感じました。
この手形が人に有無を言わせない暴力の象徴に見えるからです。