朝、屋上のドア交換に業者さんが来ました。
約44,000円の出費。
それから、出かけました。
TXと東武アーパンパークラインに乗って、大宮公園駅で降りました。
埼玉県立歴史と民俗の博物館で「屋根裏部屋の博物館」という特別展をやっているのでした。
渋沢敬三といえば宮本常一のパトロンみたいな存在で、渋沢栄一の孫だというのは知っていましたが、この特別展で彼のコレクションが展示されているのだろうと期待していました。
入口を入ると大きなひげだるまバルーンが置いてありました。
600円を払って入ると最初に三匹の獅子舞の映像が流れていました。
昔の渋沢栄一の映像も流れていて、動画なのにずっと動かない渋沢栄一が時代を感じさせてくれました。
そして、渋沢栄一=埼玉の偉人つながりでここでこの特別展が開かれていることがわかりました。
さて、特別展、いきなり小さなケースに福助さんがいました。
ただ、明るいところから、薄暗い部屋に入り、目の前に監視員さんがいるので、じっくり見えませんでした。
だるまや絵馬、民具、見ていくうちに、これはただのコレクションでなく、民俗学というフィルターを通したコレクションなんだと気がつきました。
したがって、展示物がこちらに近づいてこず、よそよそしいのです。
土人形とか、とってもいいものがあっても、じっくり対話ができないのです。
そして、もともと国立民族学博物館の展示ではもっと展示物があったのを縮小してあるので、もの足りなさも感じました。
民俗学といえば、やっぱりというか、たくさんの陽物が展示されていました。
特別展を見終わって、物足りないので通常の展示物を見ました。
埼玉の歴史と民俗に関する展示です。
一通り、見ていると「これからガイドが始まります。総合カウンターの前に集まってください」と放送がありました。
いまさらということで、見終わって、そのまま帰ろうと総合カウンターの前を通ると「よかったらガイド聞きませんか。だれも聞く人がいないんですよ」ということで、ことわり下手の私は一対一でガイドさんのお話しを聞きながら、もう一度展示物を見ました。
石器時代、縄文時代、弥生時代、さすがにガイドさんの話を聞きながら展示物を見ると、より深いところが見られます。
印象に残ったのは縄文時代のがいこつのかみ合わせは上下ぴったりだったそうです。今の人は下の歯は上の歯の奥になっています。
そして、縄文土器のすすは土の中だと消えてしまいますが、湿地から掘り出された土器にはすすが残っているんですって。
また、この時代にも、やっぱり陽物の遺物があって「この国の人はどれだけコレが好きなんだろう?」って思いました。
特別展と通常展と陽物つながりしていました。
帰りに春日部駅で降りて「ぎょうざの満洲」でダブル餃子定食と生ビールを頼みました。
最近、東武スカイツリーライン沿線にたくさん「ぎょうざの満洲」ができてきたのでした。
ぎょうざを堪能して、店を出ました。