カプチーノノート cappuccino note

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『深夜特急』(新潮文庫)1、2を読む

2019-09-05 | 本を読む

『深夜特急』もいつか読もう本でした。

読み始めてびっくり、なんて軽いノリの本なんでしょう。

もっと深刻な内容で読むとこっちまでへこむような本だと勝手に思い込んでいました。

ドラマの宣伝で(ドラマは見ませんでした)「カジノにハマって抜け出られない」みたいな表現があって、そんなギャンブル廃人の旅物語なのかと思い込んでいたんです。

たとえれば「麻雀放浪記」が世界を舞台にしたようなもの。

しかし、読んでみれば、本の中の私は傷つくこともなく深みにはまる前に次の国に飛び立ってしまうのです。

気に入らない、肌が合わない国には文句をつけて、次の国に行くのは気楽だろうなー。

そして、この本を26歳までに読んでいたら、つられて世界に旅に出ていたかもしれません。

文庫本には沢木氏の対談がおまけについています。

2巻では高倉健さんが饒舌に沢木氏と語っているのが驚きです。

この対談だけでも読む価値があります。

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