前回、読んだ『山の伝書ばと』では、ハイ・トップスをうろつきまわる謎の男を「つぶれぼうし」と呼んでいました。
今回の『ツバメ号の伝書バト』では、彼の呼び名は「こじき帽子」です。
ちょっと言い過ぎ、訳し過ぎの感じがします。
つぶれぼうしとこじき帽子では印象がだいぶ違います。
最近の訳では「つぶれソフト」になっています。
そして、この本で「ドロシアはディックのいもうと…」(P313)とあったので、ちょっとあわててしまいました。
『山の伝書バト』でもディックはドロシアの兄となっていたので、間違ったのは私かと思ってしまいました。
しかし、後のアーサー・ランサム全集の『ツバメ号の伝書バト』では「ドロシアはディックのねえさん…」となっていました。
ディックのsister(シスター)を日本語だと妹か姉に訳さなくてならないのは日本語の持つ特性なんでしょう。
そして1/2の確率で初期のあてずっぽうな翻訳は外れていたということでしょう。
あと「アルマジロ」が「ヨロイネズミ」になっているのが時代を感じさせます。
古き良き(言葉に気を遣わなかった)時代の『ツバメ号の伝書バト』を入手し読めたことはとても有意義なものでした。
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