朝お別れの時、息子は泣かなくなった。
慣れたのではない。
私と目をあわさず、下向きに憂う。
覚えたはずのバイバイもしなくなったな・・・
ならし保育最初の頃のように泣いて欲しい。
大泣きすれば、先生に抱っこしてもらえるではないか。
泣くことで発散できるではないか。
泣いてもいいんだよ。
働き始めて、朝から晩まで一日のほとんどを息子と離れて暮らすこととなった。
この事がどれほどこの子に影響を与えるのか?
デメリットは? それを上回るメリットは?
共働きへの迷いを吹き飛ばすことのできる学説はないものか?
専業主婦、ワーキングマザー、共にあるメリットデメリット。
性格も環境の違いも絡んでくるから断定の仕様がない。
子供を預けて働くことへの罪悪感・・・
女性の社会進出がまだまだ過渡期であることを感じずにはいられないこの葛藤。
私にできることは?
復帰前、私にとって働くことの意義をもう一度考えた。
共働きが子育てに悪影響を及ぼすことはないといえるよう努めようと誓った。
迎えに行くと、耐えていた思いが私への怒りに変わる。
抱き上げた私の右肩を噛む。
話しかけても笑ってくれない。
息子の強張りをどうほぐせばよいのか?
抱くことにした。
帰宅すれば息子のグズつきはひどくなるし、私も家事をしたくなる。
帰りは時間に追われないので、歩いて帰ることにした。
息子はベビーカー嫌い、抱っこ紐嫌い、スリング嫌いときている。
素手で抱きながら20、30分の距離を歩く。途中、坂道あり。
息子と荷物(登園バック一式)に息があがって歌うことも語りかけてやることもできないが、
道すがら、息子の心がゆっくりとけていくのを感じる。
なら、この方向でしばらく頑張るか。
共働き生活開始、試行錯誤に四苦八苦。
できることをできる限りする(だけで、精一杯)
追伸。猛暑の中抱っこして帰るのも、夜中2時間明け方1時間おきの夜泣きに対応しての出勤ももうそろそろ・・・できる限りしたと思うんですけど~
そうきましたか・・・子育ては私の予想を裏切る。はるかに上回る。
ならし保育=1人の時間を満喫できる。
昼寝をしよう、ブログを更新しよう、ママ友呼んでお茶でもしよう、そうしよう♪
ワクワクでした。
でも実際は、携帯なるわ、体調崩すわ、ますます私から離れないわ、どうしよう‥
ならし保育は長めに1ヶ月設定。
園の生活に慣れる為、最初は2時間から。
初日、私の手を離れ先生の腕に素直に抱かれる。
予想に反し、泣かない。出足好調。
お迎えの時間、先生から
「しばらくしてからママがいないことに気づいたみたいで、大泣きでした」
翌日は先生に託す時、さらに翌日は教室の前で、
どんどん泣きの入りが早くなっていく。
外まで届く泣き声に私も思わず引き返し、抱きしめたくなるも
我慢、我慢。私も、ならし。
ならし保育時間30分前には登園。
忙しそうにすれ違う先輩親子に会釈をしながら、園庭散策。
早朝謎の親子徘徊風景が話題にのぼったのか、
担任の先生から「お母さん、ずいぶん早くいらっしゃっているようですけど、
9時からでないとお預かりできないので」とたしなめられたことも。
「はい、それはわかっています。でも、園の雰囲気に慣らしてあげたいので」
親子二人で早朝特訓。そうしていても、
「急に湿疹がお顔に広がってきて・・・」抑えたストレスから体調不良を発し早退。
進まぬならし、焦る私。
職場復帰前の身支度に美容院に行く。
ストレート・ショート。アジアンビューティーな感じで♪
「ミルクを飲まないんです。脱水が心配なので・・・」不飲運動によるお迎え要請。
えー、カット前、ストレートパーマ途中で?
鏡に写るのはアジアン前のジャポン。今時珍しい市松(人形)ヘアで駆けつける。
近づく復帰日、どうする私。
気負えば気負うほど息子は・・・この気負いがだめなのかもしれない。
職場復帰日までには息子の体調を治さなければ。
園に慣らさなければ。これは私の都合。
長い育児休暇をいただいた後の出勤初日、この日は休む訳にはいかない。
が、この日息子がどうしても登園しなければならない理由はない。
復帰日、息子の調子が悪ければこの日だけは会社を休んでくれる?
そう、夫に頼んで万が一に備えた。肩の力が抜けた。
「この日までに」の焦りを余裕に変えたところ、
不思議なことに息子が回復した。
復帰日初日、主人も私も何とか無事出勤できた。
息子の協力を得て私が働けることに、心から感謝。
ん? あれ? えーと・・・?
息子ならしとやっきになっていたが、自身の手際の悪さに
お願いです。どうか私にもならしを!