第192話 ハッピーターン

2009年01月05日 16時01分17秒 | 子育て・「おママごと」

結婚し、夫の姓を名乗り、主人の実家近くに住んでいる。(今は)
変わったのは名前や土地ばかりではない。
お米といえば、あきたこまち、
お茶といえば、サントリーの烏龍茶、
はみがき粉は、エチケットライオン、じゃなきゃだめなんだ!ときている。
車、家具家電、ベビーカーに至るまで己の趣味を押し通す。
我が家はどっぷり主人仕様・・・

幸い、私は夫ほどこだわりの強いタイプではないので、譲歩。(今は)
問題なのが、きれい好きの度合い。
私はリビングに転がる障害物を乗り越え生きていけるタイプなのだが、
主人は玄関あけたらホテルのチェックイン状態を理想とする。
帰宅後の主人が所狭しとおもちゃひろがる荒野に放心状態で立ち尽くす。
食器は拭いて棚にしまうところまでが洗い物で、
衣服はたたんで箪笥にしまうところまでが洗濯物と考える主人に対し、
洗ってふせる自然乾燥の何が悪いの?
ハンガーにかけたまま、またそこから使えばいいじゃん♪
ハンガーから園バックへのダイレクトアタック。
時間短縮のショートカットじゃん!な私。
当然、衝突する。
子供がいるんだから散らかっていても仕方ないことだよ。
共働きで、まだ夜中も頻繁に起きる子育て中、
ちょっとくらい妥協してよと言う私に、
これでも妥協していると打ち返さる。
ちょっと待って、確かにあなたはきれい好き。
でも、見た目きれい、でしょ。
私は散らかしっぱなしでも全然平気だけど、
あなたが半乾きのジメッとしたタオルを乾いたタオルの一緒に収納するのとか、
あなたが洗ったと思い込んでいる哺乳瓶の溝にたまった汚れが許せないタイプなんだよー
重視するところが違うの! 犬も喰わぬ夫婦喧嘩の始まり。
終わりはいつも「だから、職場から近い私の実家の近くに住ませてって」
そうすれば、30分残業したとしても保育園に迎えに行くのが今より早い。
私は少しでも早く息子に会いたい! 
小さい子にとって、家事にとって、この30分は大きい!
帰宅後取り込む洗濯物は夜露に濡れ、じとっとしてるし、
帰ったらすぐご飯の息子。今は晩御飯を作る余裕もない状況でグズグズなんだよー
訴えむなしく、一国一城の主とし、この土地を離れるわけにはいかぬらしい。
喧嘩はいつも堂々巡り。
夫婦は互いに歩み寄りが大切と言うが、この平行線、どう歩み寄ればいいものか・・・

実家に甘えることができない共働き世帯。
二人で折り合いをつけ、やっていかねばならない。
息子が伝染病になったら? 親の介護が必要になったら?
解決策をいまだ見出せない問題を目前に控え、
この土地で親子3人生きていくためにどうすればいいのか?
主人が職場を休んで息子を看病し、私が出社する。
一度眠ったら二度と起きてこない主人(前話参照)ではあったが、
夫婦で話し合い、今までとは異なる役割分担を体験した。
年末の突発性発疹が新年からのよりよき方向に向かうきっかけ、
幸せへのターニングポイント「ハッピーターン」になることを信じて。
いざ、仕事始め。

あけまして おめでとうございます。
本年も ご高覧のほど宜しくお願い申し上げます。

※ハッピーターンの題に、亀田製菓の洋風せんべいを思い浮かべ読みましたか?
まったく関係のない話ですみません。
調べたら、お菓子の名は幸福(ハッピー)がお客様のもとに戻ってくる(ターン)由来らしいのですが、いいネーミングですね。
音の響きが好きです。なんだかわくわくします。

※引越し問題については、職場より遠いことをのぞけば、私もこの土地の人が好きなのでほんと悩みどころです。主人が婚前に購入した物件で、親元近くに住み何かあればすぐに駆けつけるという主人の意思を強く感じる家です(笑)私もそんな夫に従っています。(今は)

コメント (7)
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