第276話 ほふく前進

2010年02月21日 00時09分32秒 | 子育て・「おママごと」

朝、準備ができたと思ったら、息子が私のスカートをひっぱって、
「このスカート、いらん。黒いズボンにしてー」と泣く。
え、なんで?
「ママはこのスカートでいきたいの」と返すと、号泣。
そのこだわり、自分の着る服ならいいよ。どうして私に飛び火?
腑に落ちないが、朝は一刻を争う。すばやく黒いズボンにはき替える平日。

休日は朝から晩まで「おむつ、替えよう」と言っている。
「イヤ」と返されては、
どんなにちっちが、または、うんちが出ているかを解説。
時間の経過と共に、どんな弊害が起こるかを語り、
自発的に「パンツ、替える」と言うまで待つ。
Kが私に「絵本を読んで」とお願いをしてきた。依頼には依頼返し。
「先にパンツを替えてからね」
交換条件が不服だったとみえ、泣いている。私もパンツを替えるまで譲らない。
諦めたのか、「パンツ、替える」と言う。
「もー、して」(手を前につかせおしりをふくポーズをもーというのは関西だけらしい)
「イヤ」とここから、お手つきまでまた長い。
ようやくこぎつけた「パンツ、はこう」で、またひともんちゃく。
「イヤ、イヤ」と、はてしない。
なかなか一筋縄ではいかないおむつ替え。今夜は「かえるさんで行く」らしい。
「じゃあ、かえるさんでこっちにおいで」というと、「ママも」と呼ばれる。
うんち処理班としておしりの平和を守るため、
とはいえ、おむつ交換場所までかえるとびとは・・・やれやれ。

目標時間通り出発できない。予定はあってないようなもの。いっこうに進まない。
ほとほと疲れるんですけど・・・
「ママ、見て。かたつむり」
見ると、フローリングの上をどう見てもほふく前進する息子の姿が・・・
「あ、ほんとだ。かたつむり」と言いながら、この人間掃除機に笑ってしまう。

大変なんだけど、憎めないんだよなぁ。

コメント
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