今年の夏休みのテーマは、「この一泊にかける」。
夏休みはどこも高い(宿泊費)・・・何度もお泊りできない。
かといって、家族でどこにも行っていないじゃあ 宿題の絵日記に華がない。
その一泊にすべてをかけ、選んだ旅館は、創業150年の「西村屋本館」
老舗のサービスとはいかなるものかをしかと拝見。
私が見るところは、
案内者の指先 (きちんと揃えられているかどうか)、
襖をしめる仕草と音 (音をいかにして立てないか)、
そして、何より言葉遣い (語尾の美しさ) であり、
主に細部であるが、
いかに神経と社員教育が行き届いているかがわかる。 さすが、老舗。
次に感嘆したのが、
あえてもうひとつ余分に添えられしモノたち。
釜で炊いたご飯が本来の妥当な量かと思われるが、
最初からおかわり用のおひつがあり、
お茶が入った急須もふたつ用意されている。
不足の事態を防ぐ「余分」の贅沢・・・あっぱれ、老舗!
明けて翌日、朝刊には
「おはようございます 本日のご多幸をお祈りします」 の朱印が。
朝刊サービスはよくあることだが、
そこに判を押すというひと手間を加え、気持ちのよい朝を演出。
ほっほ~ そうきましたかぁ~
目からウロコのおもてなしに 老舗の実力を見る。
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