薄~い綿の生地で、
一見するとなんの変哲もない、(直進縫いなので私でも作れそうな?)
白いエプロン。
カテゴリーでいえば、ナチュラル。
なんと言えば お分かりいただけるだろうか・・・
それは、男性に媚びるのではなく、(男ウケを狙ったものではなく)
大量生産ではない 手作りのあたたかさを感じる、
あらゆるものを削ぎ落した シンプルなデザイン。
それらは着る人の「心の豊かさ」がもれなくついてくるが、
心と共に懐(お財布の中)も豊かでなければならない価格設定で・・・
2万円?!
ちょっとそこに何かデザイン性が足されると
3万円をあっけなく超えてくる・・・
仮に、このエプロンに私が投資したとしても、
フレンチに行くとき、このエプロンをつけていったら やっぱりおかしい。
エプロンはエプロン。 使用用途に限りがある。
「よそ行き」にポジショニングできないものに・・・
と この時点で 豊かな暮らし から脱落する庶民的私。
その夜、ナチュラルについて 考える。
1ミリ ズレただけでバランスが悪くなる絵(アンパンマン等) がある。
私の顔も天然、ナチュラルといえばナチュラルではないか。
ふと 1ミリ変えてみよう と。
両手で 少し目尻をひっぱって 切れ長にし、
息子に こんなママ、どう? ときくと、
「性格悪そう。おかしいから やめて」と言われ、実験終了。
絶妙なバランスで成り立っているとすると、
そのナチュラルは、計算しつくれされ、そこにおさまったものなのか・・・
(その絶妙が価格に反映されるのか?)
だとしても、やっぱり買えない。
買ったとしても普段着にできない。
普段着にしたとして、
エプロンだけ浮いてしまう 私の暮らし。
身の丈にあった暮らしが 今のところ 私のナチュラル。
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