ずっと 思い悩んでいる。
解決策も見出せぬまま悶々としていたが、「歩こう」 と。
こんな時は、あえて険しい道を歩きたい。
手のひらを立てたような急坂と言われる「中辺路(なかへち)」を選択。
自分の心と向き合うため 今回、息子を同伴しなかった。
語り部と見知らぬ人と共に ひとり黙々 道を歩きたかった。
足の裏に 堅き感触を感じる 木の根道に石畳。
汗が流れ落ちるように、心も軽くなって欲しい。
土と落ち葉の柔らかさが 足裏に嬉しい穏やかな下り坂。
時折 吹く風の心地よさに、心も晴れますように。
そう願いながら黙々と歩く。
滝尻王子から高原熊野神社まで辿り着いた達成感を味わう。
憂鬱な気持ちに支配されるのではなく、とにかく歩く。ただただ歩く。
もちろん古道を1日歩いただけで
悩みが解消されるわけでも解決策が見つかるものでもない。
が、コンクリートではない山道を 歩くことに意味がある。
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