第２７５０話 幻の慶応ボーイ

英語を　教えることができても

数学を　教えることができない。

とりあえず　１ヶ月、お試しで

第三者の手を借りることに。

集団の中で　質問できない息子のため

マンツーマン指導。　初回終了後、

人見知りの息子が話しやすかったと高評価。

 

これは、いいんじゃない？

今後のことをご相談。

「彼は、慶応大学の学生です。」

私ですら　知り合ったことのない

慶応ボーイに息子がお近づきに？！

（羨ましすぎる！！）

喜びもつかの間、

「今　コロナで授業がないのですが・・・

彼は９月末までなんです」

１ヶ月だけ？

（それでも、このご縁に感謝しなければ！）

 

９月末まで　先生がいると思っていたら

後期授業が始まるとのことで

予定より早く東京へ。

２週間後、突然の別れ。

コロナ禍にて　マスク着用。

終息後、マスクを外した先生と　どこかで

すれ違っても　互いに　誰だかわからない。

今年　出会って、会えない人は

後から思い出せない　顔のない人・・・