第646話 石文にうつった未来

2013年10月05日 19時25分53秒 | 子育て・「おママごと」

我が息子は落ちているガラスの破片を拾っては、宝石だ、竜の涙だと言って集めている。
なるほどそれはクリスタルの輝きに見えなくもなく、
モノによっては青みがかっていて宝石にも見えなくない・・・が。

休日出勤。家に帰ると「見せたいものがある」と言う。
これは?
「宝石」
パパと2人でテーマパーク内の「宝石さがし」をしたらしく、
目の前にある砂にくすむ石は本物の原石らしい。
「これ、犬のように、こうやって(手でかきわける仕草をして)見つけてん」
犬みたいにと3回も繰り返し訴えているので必死で探したとみえる。
「これ、ママが喜ぶかなぁと思って」と小さなピンク色の石をくれる。
息子の気持ちが嬉しく、ぎゅっと抱きしめる。

数日後。
園で拾った小さなおもちゃの宝石を自慢げに見せていたが、
その後、友達と走りまわっているうちに失くした模様。
悲しみに打ちひしがれる息子に理由を問うと、
お友達のAちゃん(女の子)が見つけて、息子にくれたものだと言う。
Aちゃんにあやまろうと励ます。 お礼に何かあげたら?と言うと、
「そうや あのピンク色の石! Aちゃんにあげようか」
え、あれはママのじゃ?!・・・近い将来が見えた気がした。


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