第165話 ならし出勤

2008年08月10日 09時44分59秒 | 子育て・「おママごと」

そうきましたか・・・子育ては私の予想を裏切る。はるかに上回る。
ならし保育=1人の時間を満喫できる。
昼寝をしよう、ブログを更新しよう、ママ友呼んでお茶でもしよう、そうしよう♪
ワクワクでした。
でも実際は、携帯なるわ、体調崩すわ、ますます私から離れないわ、どうしよう‥

ならし保育は長めに1ヶ月設定。
園の生活に慣れる為、最初は2時間から。
初日、私の手を離れ先生の腕に素直に抱かれる。
予想に反し、泣かない。出足好調。
お迎えの時間、先生から
「しばらくしてからママがいないことに気づいたみたいで、大泣きでした」
翌日は先生に託す時、さらに翌日は教室の前で、
どんどん泣きの入りが早くなっていく。
外まで届く泣き声に私も思わず引き返し、抱きしめたくなるも
我慢、我慢。私も、ならし。

ならし保育時間30分前には登園。
忙しそうにすれ違う先輩親子に会釈をしながら、園庭散策。
早朝謎の親子徘徊風景が話題にのぼったのか、
担任の先生から「お母さん、ずいぶん早くいらっしゃっているようですけど、
9時からでないとお預かりできないので」とたしなめられたことも。
「はい、それはわかっています。でも、園の雰囲気に慣らしてあげたいので」
親子二人で早朝特訓。そうしていても、
「急に湿疹がお顔に広がってきて・・・」抑えたストレスから体調不良を発し早退。
進まぬならし、焦る私。

職場復帰前の身支度に美容院に行く。
ストレート・ショート。アジアンビューティーな感じで♪
「ミルクを飲まないんです。脱水が心配なので・・・」不飲運動によるお迎え要請。
えー、カット前、ストレートパーマ途中で?
鏡に写るのはアジアン前のジャポン。今時珍しい市松(人形)ヘアで駆けつける。
近づく復帰日、どうする私。
気負えば気負うほど息子は・・・この気負いがだめなのかもしれない。

職場復帰日までには息子の体調を治さなければ。
園に慣らさなければ。これは私の都合。
長い育児休暇をいただいた後の出勤初日、この日は休む訳にはいかない。
が、この日息子がどうしても登園しなければならない理由はない。
復帰日、息子の調子が悪ければこの日だけは会社を休んでくれる?
そう、夫に頼んで万が一に備えた。肩の力が抜けた。

「この日までに」の焦りを余裕に変えたところ、
不思議なことに息子が回復した。
復帰日初日、主人も私も何とか無事出勤できた。
息子の協力を得て私が働けることに、心から感謝。
ん? あれ? えーと・・・?
息子ならしとやっきになっていたが、自身の手際の悪さに
お願いです。どうか私にもならしを!


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