第４８８話 変化球

「もう、ママなんて大嫌い！」
泣きながらそのまま眠ってしまった翌朝、案の定おねしょ。
「布団、濡れているよ！」というと
「ん？　それ、涙やで」・・・って切り返しで、この状況を笑いに変える。

どうやらお腹がいっぱいになってしまった様子。
ニコニコ近づき、「半分こ」と大きくちぎって私に差し出す。
「半分こしたら、ウルトラハッピーやろ」・・・って食べきれなくなった分を私に？　

なかなかうまいことを言うなと。
ダイレクトに思いを伝えるより、ウィットに富んでいていい。

第４８７話 スタンディングオベーション

昨年（第３８７話で）、
来年度（の運動会）は星飛雄馬のお姉さんのような応援（木陰からひっそり）をしよう
と心に誓って、今年。
声援を送らず、ただひたすら見つめる。

入場行進。
「ママぁ」手を振りながらニコニコある子もいれば、
我が息子はいっさい笑みなし、手振りなし・・・それでもいい。
みんなと一緒に歩いている。

遊戯。
これまたニコニコ踊る子あれば、我が息子はいっさい笑みなし、淡々とダンス。
私「なんかＫ（息子）にはｅｎｊｏｙがないね・・・」
主人「業務（仕事）としてこなしているなぁ・・・」　それでもいい。
みんなと一緒に踊る息子の成長を夫婦共々かみしめる。

最前列でかぶりつきではないけれど、
始終、スタンディングオベーションとなったさわやかな秋晴れの日。
歩くのも嫌、踊るのも嫌、参加しなかった息子が参加している。それだけで充分満足の運動会。

来年は、保育園最後の熱闘運動会（演目内容は第３８６話参照）だ。
年長さんを見ながら、来年の息子に思いをはせる。

第４８６話 ミッキー肌（ＴＤＲ編その⑥）

何気にトイレから出てくると、カメラが狙っている。何事？
と、その時、お手洗い横の従業員専用入り口からミッキーが！
出待ちだったのね！！
息子はパパとトイレから帰って来ておらず、ビデオカメラもパパの腰。
こんなに近くにいるのに・・・記録する術もなく、立ちすくむ。

ミッキーの人気はすごい。
ダンスパフォーマンスからドラムプレイまで難なくこなすミッキー。
デキる男に女は弱い。
第４８３話　東京ディズニーランドにないもの（ＴＤＲ編その③）で
セクシーさがないといったが、
色気がなくとも身長なくとも女性を虜にすることができるのだ、を見事実証。

個人的にはミッキーの肌質にうっとり羨望のまなざし。
薄づきファンデーションにほんのりチークのつやつや肌！
ミニーのアイメイクは普段使いではないので、ミッキー程度で。
あぁ、ミッキー肌になりたい(笑)