第619話 満たされない思い

2013年08月17日 01時25分29秒 | Weblog
キャンプの夜、トレーラーの中で3人姉弟の中に息子が入って遊んでいる。
息子はひとりっ子なので家で遊び相手がいないのだが、
今日は親ではない子供の遊び相手がいる。
楽しそうに遊ぶ息子を見ながら、兄弟とゲストという隔たりを感じてしまう。
遠慮のない距離感・・・やっぱり血のつながりはすごいなと。

私には弟がいて、兄弟がいることが当たり前だったし、
結婚する時、あまりに当たり前すぎて「子どもは少なくとも2人以上欲しい」などと
口に出す問題でもなかった。
いざ、結婚した後まさか「兄弟がほしい」「ひとりっ子でいいではないか」という
話し合いがなされ、私の希望が叶えられないとは思いもしなかった。
私は息子を育てながら、いつも心のどこかにまだ見ぬ第2子を考えながら生きてきた。
この希望が絶たれ、これから先どうすればよいのか・・・。
親が死んだらこの子はどうなるのだろう・・・母親としてこの恐怖におびえる。
この思いをどうすればよいのか・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第618話 足るを知る

2013年08月16日 09時28分55秒 | 子育て・「おママごと」

前話のDVD鑑賞三昧生活でも伝わるよう私はインドアなのだが、アウトドアに憧れている。
そんな我らインドア親子が、
このたび、アウトドア一家(のご厚意)からキャンプに行かないかと誘いを受けた。

メンバーは、
双子ちゃん(息子の友人・Y君とK君)、ねぇね(息子が慕うお姉ちゃん)、
ママ(友・高校時代の同級生)に私と息子の計6名。
男性がいないのでテントははらず、トレーラー(冷房・電気完備)にての宿泊を選択。

まず、困ったのが「水」
飲料水は、車で5分程の宿泊受付場所(第一キャンプ場)までとりにいかねばならない。
ウォータータンクがなかったので、お鍋や水筒に水を入れて運んだのだが、
この水で、ご飯とカレーを作ることとなる。 たったこれだけの水で?!
今回のキャンプで一番の感動はこの水の量だったりする(私)。

蛇口をひねれば、水が出る。料理を作る時は、水はかけ流し状態。
ボールに少しだけ水を入れ、野菜を洗うなんてことはなかった。
これだけの分量で・・・やれば、できるものなのだ。

不便な中で工夫する、有限だから節約する、みんなで使うものだから綺麗に使う。
当たり前のことを見直す貴重な体験となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第617話 ボキャブラリーの欠如

2013年08月16日 08時30分45秒 | Weblog

昔のドラマを見直す。
「ガリレオ」、「ドクターズ」、「最後から2番目の恋」どれも、面白かった。
主人の勧めで見た(新作DVD)「進撃の巨人」も、面白かった。

「面白い」という言葉は実に守備範囲の広い言葉だ。
なぜ面白いのか、どのように面白いのか、面白さは種々様々だが、
「面白い!」の一言にすべて託すことができる。

子供の頃、読書感想文で苦労したことを思い出す。
「面白くなかった」場合を含め、「面白かった」と瞬時に終わってしまう感想を
どう引き伸ばすか。
何が面白かったのか、どう面白かったのか・・・多くの言葉を使って変換作業に努め、
それでも指定文字数に及ばなかった場合、人生の抱負まで掲げた夏の課題図書。

読書感想文から解放された今、「美味しい! 楽しい! 面白い!」
この三大感想用語でその場を乗り切っているが、
きっとこの三大用語に頼らず、そう思わせる文章が書くことができるか否かが、
趣味と仕事の違いなのだろう。

芸術は、抽象から具象への変換作業だ。(と思っている)
「おいし・たのし・面白し」便利な言葉に逃げず、次の話を書いてみようと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第616話 んんんん!

2013年08月06日 06時41分03秒 | 子育て・「おママごと」
恐竜図鑑で「ベロキラプトル」を探していた。
あったと思ったら、その図鑑には発音よく「ヴェロキラプトル」との記載が。

息子が「これ、ベロキラプトル違うで。だって、ベロキラプトルって書いてないやん」
「ベは、ヴェとも言う」ことを、下唇を噛んで発音したとて息子に伝わる訳なく・・・
困った質問に出口なし。 ん~んんん!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第615話 こどもの世界

2013年08月06日 06時21分09秒 | 子育て・「おママごと」
息子がじゃんけんをしようと言う。
「最初は、グー。(グーを出す)
またまた、グー。(グーを出す)
いかりや長介、(チョキを出す)
頭が、パー、(パーを出す)
正義は、勝つ」(ここでようやく勝負となる)

あんた(6歳児)、いかりや長介、知らんやん?!
細々とではあるが、脈々と伝承されているのがすごい。
時代の流行りすたりに関係なく、子供の世界にはその年齢による流行があるらしい。
覚えたフレーズを嬉しそうに唱える息子を見ながら、
愛すべきアホ(小学生男子)時代の幕開けを思わずにはいられない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第614話 ラジオの醍醐味

2013年08月01日 07時03分13秒 | Weblog

代車期間中、AMラジオをききながらの通勤となった。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の紹介。
主人公が過去にタイムスリップして・・・
戻ってくるまでを鮮明に語り、ラスト寸前、ドクは?!
と言われましても観る気がしない。
ドクの運命にもドキドキするが、主人公マーティが無事元の世界に戻ってこられるのか?!
が私の中でのドキドキハラハラポイント。
これは映画紹介ではなく、映像を口頭のみで伝えることに挑んだ話芸紹介なのだと思うことにする。

続きまして、恋文紹介のコーナー。
紹介された恋文の内容は私の耳に留まることなく通過していったのだが、
投稿者の「この恋文を書いたことを主人は覚えていません」の一言に感動。
衝動に突き動かされ、書き送った・・・その時の気持ちが実に熱い素敵なエピソード。

ゆく言葉の流れは絶えずして、しかも、もとの意味にあらず。
心に浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例、あり。が、
ラジオの醍醐味ではないかと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする